ども!
いちご大福にはまっている半谷です。
「ににぎ」知っていますか?
スイカ、マンゴー、メロン、みなさんも試してみてくださいね!!美味しいのです。

https://kajitsunofuku.jp/


さて、今日は質問の練習、コニュニケーションがテーマです。

それでね。
今日は以前から私の好きアドバイザーのあずさんからのアドバイスを元に記載していきます。

ちなみに!!!
今回のアドバイザー、 あずさんとは・・・・
ブラインドサッカーがきっかけで知り合いました。
「言語化」をテーマにいつも丁寧に助言してくれます。


まずは、こちらのクイズ!!
一緒に考えてほしいな。

「あずさんの好きな果物はなぁに?」

私に許された質問の数は5つ。ルールは「Yes or No」で答えられるクローズの質問をすることです。

私の質問とあずさんの答えはこちらです。

1、木になる食べ物ですか?
→Yes

2、丸い形をしていますか?
→Yes

3、皮をむくためにナイフを使いますか?
→No

4、タネは食べられますか?
→No,

5、ジャムにして食べることはありますか?
→No  


答えは・・・
「ぶどう」。
皆さんはこの答えにたどり着きましたか?

面白いですよね。
でも、面白いだけじゃない。
質問の練習が目的です。

質問には、答えが択一のクローズのものと、自由に解答できるオープンのものが存在します。
スポーツの現場では、抽象的な指導者の言葉をより明らかなものにするために、選手からクローズ・オープンの両方の手法で質問がなされます。
もしくは、より効率よくパフォーマンスを発揮させるために、行動の意図を指導者から選手に問いかけられます。

質問の約束事
基本は、「大枠から小枠へ」。

先ほどの果物の質問であれば、「赤い色をしていますか?(* 私は質問していないけど。笑)」と尋ねることで、いちご、さくらんぼ、りんごなどを一気に除外、あるいは断定することができます。「丸い形ですか?」と尋ねることで、バナナやいちご、パイナップルを除外あるいは断定することができますね。

答えにたどりつくために、答えのはばを狭くする作業が、問答の中で行われていきます。

スポーツの現場でのゴールは「勝つこと、強くなること」です。
そのために、日々の練習から同じゴールを見据えて試行錯誤がなされます。選手・指導者は、両者ともにコニュニケーションが重要になるわけですが、、、、
そのためには質問のスキルは不可欠になります。

「見えない選手の運動の工夫」

・真似ができない。
・客観的な評価を自力では行えない。

動画や鏡、お手本が見えないからこそ、話すことで代償します。

例えば、私の柔道ね。
リズム、抑揚、スピード、力の向きについてコーチに質問をぶつけます。

私のコーチは、どんな質問にもちゃんと答えてくれます。
「相手に乗るイメージ? 相手の内側の力に触り続けるイメージ?」
こんな質問、普通なら意味がわからない!と言って相手にされないと思います。
でも、私のコーチはその時の最善を尽くしてくれます。
最高だ!!
先生、ありがとう。



ーーー私がこれまでにしてきた質問の工夫ーーー
1、簡潔な質問
・択一;良悪、⭕️×、強弱(反復練習、研究で有効)
→形、バランス、強さ、速さ、タイミングに使用
・選択肢;数値化(練習の客観的評価、一日の終わり)
→全体的な仕上がり
・自由解答;リズム、擬音、類似する例え
→技のイメージの構築、相手のイメージの構築
・比較;これまでの自分と現在の自分との比較、もしくは他者と自分との比較
→自分を知るために、他者は客観的尺度になり得る。


ブラインド選手にとっては、質問のスキルがそのまま運動のスキルになると確信しています。
見えている選手も同じなのかな?
よくわからないけど。



あずさん、いろんなことを教えてくれました。

人が成長するために必要なこと
成功より失敗
予習より復習
インプットよりアウトプット

戦術的行動のプロセス
認知、決断、実行


客観的データの収集、分析、プレイモデル の構築、経験、そして駆け引き


それで、この2年間ずっと考えてきた「駆け引き」について、今日答えがでました。
それは、競技が好きで経験があって、熟知している人じゃないと、余裕が持てない。余裕がないと駆け引きができない、楽しめない。
勉強して、考えるという努力をしていないと駆け引きはできない。
何より、考える材料がないと先へは進めない。

見えない私は、考える材料が圧倒的に少ない。だから沢山の質問を考えて、いろんな人の助けを借りて「知る」作業を行う必要がありますね。

見えないって、本当に時間がかかるし大変ね。
でも、いろんな人に意見を聞けるからこそ、さまざまな知恵を分けてもらえて新しいものを生み出せるのかもしれないよね。


まだまだできることがたくさんあります。
くじけそうになることもたくさんあるし、途方も無く長い道のりに嫌気がさすこともあるかもしれないけど、
やっぱり工夫できることが楽しいし、努力の土台に立たせてもらった今だからこそ、踏み出す勇気が出ます。

頑張ろう。

みなさん、これからも知恵を分けてください。そして応援をお願いします。