東京駅から新幹線こまちに乗ること3時間半、やってきたのは秋田県大仙市にある大仙市立大曲西中学校です。

本日は、大仙市教育委員会が企画するパラリンピック講座でお話しするために、北上してきました。
会場に足を運んでくれたのは、大仙西中学校・大仙南中学・大川西根小学校・内小友小学校の生徒の皆さんで、200名を超える方々に聞いていただきました。



13:30から始まった今日の講演は、90分間でお話と実技、質問という構成。

14:30にはお話を終えたいなぁ〜なんて考えていたら、、前半を突っ込みすぎる珍事!!
動画が流れない!というハプニングを乗り越え、
大切なのにド忘れしたワード「触る・感じる・話す」を頭の引き出しから引っ張り出し、
お昼に食べた、稲庭うどんといぶりがっこが美味しかったことをみんなに伝えて、
最後に、街の中で視覚障害者に遭遇したときのワンポイントアドバイスでお話終了。
私の問いかけに、拍手や相槌、声を出して答えてくれて、話していて安心感のある空間でした。

残りの時間は、生徒・児童の協力を得て実技のコーナーへ。
まずはモノマネ体操。
これは二人組をつくって、アイマスクをした相方に、言葉だけで、お手本の人と同じポーズをしてもらうという単純なのに、なかなか難しいゲームです。
あきらめずに悪戦苦闘する子供達の声が、私にとってはなによりも嬉しい。




次は柔道部員のレイくんの協力のもと、実戦形式の練習を行いました。
「組み方、はじめ!」
実際の試合と同じ形式でスタート!!
私が、メチャクチャ緊張しました。
レイくんはもっと緊張しただろうなぁー。


「足があると思ってかけたのになかった」
私が最も欲しいコメント、いただきました。
ありがとうー!!!



会場のみんなに、視覚障害者柔道の魅力が伝わっていたら100点、講演の時間が楽しいって思ってくれたら200点!!!

いつもながらに、私の方が元気をもらって帰ってきたのでした。

初秋田、大満足なのだ!!!

お世話になった関係者の皆様、ありがとうございました。



それから、今回の秋田を語るうえで欠かせないのがミナさん。  



筑波大学に練習に行っていた10年くらい前のこと、更衣室の隅でちっちゃくなって着替えていた私に、いつも声をかけてくれました。
秋田での再会に大感激!大曲駅から学校までの送迎やら、名物の稲庭うどんを食べさせてもらったり、お世話になりっぱなしでした。
バター餅やいぶりがっこ、オランダせんべいなる秋田のお土産まで頂き、そのお心遣いに感謝するばかりです。
当時は現役の選手だったミナさんは、すっかりママさんの姿へ変わっていて、時の流れを実感しました。

(コンポートは教育委員会の方に頂きました!秋田シリーズ、嬉しいです!)



楽しい秋田の旅はこれにて終了!
明日は淑徳大学へ出稽古です。
全国大会まで残り11日。



おっと!最後に追加記載。
本日1番に驚いたことは、秋田新幹線のこまち。  
上り下りの新幹線がすれ違うための信号があり、必ず停車します。

それだけじゃない!
 大曲と終点の秋田までは進行方向が反対になるらしく、後ろ向きに走行するんだって!酔わないのかな?!
後ろ向きに走行する新幹線を見送ったあさ、帰りは後ろ向きのまま走行する新幹線を迎えたわけですが、、
これを見た仲元コーチ、
「え?東京まで後ろ向きなん?」
と、心配の一言。
・・・こんなに鮮やかにボケるなんて、本当にすごい!!
返しの腕を磨かねばならないと決意した本日でした。



半谷静香