今回もリュックにコーヒーとチョコ詰めて、わくわくドキドキを胸に、街に繰り出してきました!

[テニス]
国際展示場駅から有明テニスの森公園
[ハンドボール]
原宿駅から国立代々木競技場

NTC拡充棟に続き、アクセシビリティ調査に、視覚障害者の視点から協力させてい頂きました。
https://ameblo.jp/hangai-shizuka/entry-12400588715.html
 

見えにくいコト、わかりにくいコト、不便なコト、危ないって感じるコトを、「言葉にする」って、実はなかなか難しいコト。

だけど、面白い!!

これは、普段の練習にも共通して言えるコトです。

「言語化するコトで再現性が高くなる。」
今の私が最も欲しいスキルです。
 

さて、難しいコトの原因を考えてみました。

「視覚障害者と言っても、色んな人がいるから。」

視覚障害は症状が様々。
弱視・全盲、先天性・後天性、周辺視野の欠損・中心視野の欠損、色の区別が可能か、
加えて、白杖ユーザーか、盲導犬ユーザーか、単独歩行が可能か、運動経験の有無、普段から外出が多いか。


感覚器の障害だからこそ、見え方を言葉にするコトが非常に難しい

情報収集の観点から「初めて」に対応が難しい
 

経験をし、失敗を重ね、工夫をするコトで日常生活がこなせるようになります。
(これも柔道と同じ!)


色んな条件から、必要なサポートが変化します。
特に視覚障害者は、ハードよりソフト、モノよりヒトのサポートが必要と言えます。

 

よって、今回の調査では、いろんな立場から発言することを試みました。

・マンホールの蓋、弱視の人であれば色の違いから発見が可能です。白状をついている人は杖の音から推測することができます。でも、普段外出しない人は、不安から爪先をすって歩く人が多くなるので、つまづく可能性もあります。

・白い階段、白杖ユーザーなら杖で察知できる段差も、色で判断する弱視の人にとっては、スロープに見えることもあります。 

・ガイドさんと歩く人は、ガイドさんの視線より上の高さにある、看板、木の枝、トラックのミラーなどを見落とし、当事者が接触することも多くあります。 

・幅の広い階段。
歩道橋などで見られるステップの幅が広いタイプの階段は、おそらく誰もが使いにくい階段です。

最後に、視覚障害者のほとんどに言えることは、「下りの階段がわかりにくい」ということ。
協力してくれるボランティアさんの声かけに、一工夫が加わりますね!


そんなこんなで2時間、駅から会場までの道、会場のトイレや観客席、試合観戦に際し、情報保障が充実しているのか、
あーだ、こーだ、と意見させて頂きました。

臨場感のあるハンドボールの試合、ホイッスルの音、シューズがキュッキュッとなる音、シュートを外してボールがフェンスにあたる音、あとは観客席の応援の声。
激しいスポーツということがわかりました。
バスケのようなコートにサッカーゴールがあって、コンタクトしないラグビーみたいな競技…という結論になりました。   


楽しい休日でした。
お世話になった関係者の皆様、ありがとうございました。


言葉にする工夫、今後も続けて行きます!!


半谷静香