日テレ系で、金曜ロードショーとして、4時間ものでやってました。


当初、見る気はなかったのですが、他に見るものもないので、台湾のお客様からいただいた高梁酒(アルコール度数58%)を片手に最後まで見てしまいました。


基本的に、日本航空をモデルにした「国民航空」という企業の話。


組合活動をしていた人間を中心に、政治の不正を巻き込んだ大企業経営と会社組織を物語っています。フィクションとは言いながら、かなりの部分は真実ではないかと思われました。


ところで、私も大企業にいたので、かなり共感を覚えましたが、最後までわからなかったのは、主人公である渡辺謙が、なぜ会社を辞めなかったのかということ。


家族にも同僚にも迷惑をかけながら、なぜ、その会社で自分を通さなければいけなかったのか…。辞めてこそやるべきことがあったのではないでしょうか。


御巣鷹山の遺族対応の話があったにせよ、本当に闘うというのは、会社に迎合してあるべきものではないと思った次第です。


そして最後に思ったのは、組織の中で自分の信念を貫くよりは、自ら切り開いた環境の中で思いを遂げることこそが成就につながるということです。


技術のよろず屋 株式会社 半一

代表 坂本仁志