タイトルは、毎年11月3日の文化の日(古くは明治天皇の誕生日、あるいは1946年の日本国憲法発布日)に行われている、日本剣道界最大のイベントです。

実は、私も社会人まで剣道をやってました。

中学、高校と主将を務め、大学、大学院はサボりましたが、企業に入社して趣味的に始め、5年くらいは実業団として続けたでしょうか。

しかしながら、段位は取りませんでしたし、これと言って輝かしい戦績もありません。

戦績がないのは、たいした稽古もしてないので当り前ですが、段位を取らなかったのには理由があります。それは、段位を取ることと試合に勝つこととは別物だったからです。

つまり、段位が高いからと言って、試合に勝てるわけではないということです。

段位に求められるのは、剣道をやる人間としての精神性です。正しい心と正しい技を体得することが全てですから、「どんなことをしてでも勝つ」という姿勢は否定されます。

私自身は、その二面性を理解することができませんでしたし、現代剣道自身が人を斬るということを前提にしていないため、いわゆる「当ったもん勝ち」的な側面が拭えないこともあって、段位はもちろん、次第に剣道から遠ざかるようになりました。

先に身体に当てることができても、それが致命傷でなければ反撃されます。肉を切らせて骨を断つ姿勢がなければ、本当に勝ったことにはならないでしょう。

…なんてことをつらつら考えながら、試合を見ていた次第です。

しかし結局は、剣道によって肉体も精神も鍛えられましたし、統率力やコミュニケーション能力、間合いやタイミングを体得することができましたから、それをやっていてよかったというのが正直なところなのかもしれません。

さて、そこで今日の決勝です。10分間の内、技が決まるのは9分を過ぎた辺り。玄人にはその緊迫感が伝わってきますが、素人には退屈な時間かもしれません(^_^;)



技術のよろず屋 株式会社 半一
代表 坂本仁志