2019年10月29日 歩行器立位 |  頸髄4〜6完全損傷、でも自分自身を諦めない!

 頸髄4〜6完全損傷、でも自分自身を諦めない!

脊髄損傷だからって、他人に治らないと言われて納得できる?

体温は36.4度。

排便は3つ。


 今日の訓練はIさんUさんが来てくれました。ありがとうございます。
歩行器立位の最初にやっている脇を開いた前屈(歩行器壁立脇を開いて腕の曲げ伸ばし前屈)は、少しずつだけど全体の動きが安定するようになってきた。
なのでこの前からセット数を増やしてやっている。
とは言え腕に入る力の感覚は、基本的に左右でばらつきがあり、これは麻痺の回復度合いの違いによるものだから仕方がない。
だけど、その違いを踏まえてコントロールできるようになってきているから、いつもより上半身の傾きやふらつきが少なく感じた。

 

 


立った状態でやっているが、狙いは腕だけを使って上半身を起こすことだから、下半身は意識していない。
まぁ…下半身にまで意識を回す余裕はないのがホントのところだけど。
そういえばパソコンをしていて、ふと見た古い動画は、壁に据え付けた肋木を使って、椅子に座って同じような動作をしていた。
狙いは一緒。
これを復活させてもいいかなと思ったりする。
あの頃はロクに出来なかったけれど、今なら有効に使えるはずだから。


これ以外に前屈は、歩行器が低い高さで腕を使って起き上がる(歩行器壁立前屈腕も使って)のもやっている。

 



ふとしたことから、どちらもやっている理由を話す流れになった。

まず見ての通り腕の使い方が違う。
だから同じ部分の筋肉でも、使い方や使うタイミングが違う。
そしてそれらの組み合わせによって動作が成り立つから、動かす順番の違いによっても負荷だったりコントロールだったりと、ただ上半身を起こすだけの事なのに腕肩周りに対するアプローチが違ったりする。

でも1番の大きい違いは、意識をする部分の数の違いだろう。
脇を開いた前屈では、前傾していく時に、急に倒れて起き上がれない…なんてことにならないように慎重に傾いていく。
この時、腕は脇を開いた状態で、腕を曲げ伸ばす筋肉の状態を感じ取りながら力のバランスを変えて動かす。

起き上がる時は、
歩行器を握る感覚、
手首を踏ん張る感覚、
開いた両腕が左右対象になるように意識、
上腕三頭筋に力を入れて腕を伸ばす感覚と動き、
脇を閉じる動き、
などに気を使っている。

それに対して腕も使った前屈では、
歩行器を握る感覚、
手首を踏ん張る感覚、
上腕三頭筋に力を入れて腕を伸ばす感覚と動き、
肩の前側に力を入れて腕を上げる意識、
などに気をつかっている。
動き始めはただ前に倒れるだけで良かったり、脇を閉じる動作は不必要だったり、脇を開かないから勝手に上半身がふらつかない…といったことで、腕も使った前屈の方が動きやすい。

そしてこれら2つはそれぞれで、意識をしたり使ったりする筋肉が動作の状態によって違うから、違う効果が得られていると感じている。
それにその違いから、弱点の部分や次にやりたいことなどをそれぞれ閃いたりする。
気になるなら、あれもこれもまずはやってみるのがいいね。
なーんて話。


歩行器立位の最後に、また1つ試してみた。
いつも最後にやっている歩行器を1番低い高さにして右腕で上半身を支える訓練(歩行器壁立低い高さで右腕で体を支える)を、右脇を開いてやってみた。
右に上半身を傾けて支えた状態で、右脇を開いて支える。
左腕は脱力しているけれど、歩行器に手は括ってあるから片手離しと違って安定している。
その状態で右腕だけで腕立て伏せをするみたいに、右腕を曲げ伸ばす。

やってみると、歩行器が高ければ、腕を使わなくても上半身を動かすことができた。
体幹の力だけで動いて、それに腕がつられて曲げ伸ばされる感じ。
これじゃない。

そこで歩行器を少し低くすると、起き上がる力が腕肩周りに足りていなくて、どうにもならなかった。
しかも傾いた上半身を支える時は横腹が歩行器に当たって止まるので、腕を使う必要がなかった。

もっと低くすると、きっと崩れて終わり。
そんな感覚。
これはまだまだ早いかなぁ。
 

 

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