アンプのデザイン | haneのブログ

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CA-R1 の修理机行きでメインラックのアンプをヤマハ A-6a に変えたのですが、音質云々前に見た目が気になってしかたありません。
はい、50代以上のそこのアナタも気になりますよね(笑)
横幅は統一規格ですし、アルミヘアライン仕上げのフロントパネルの微妙な色調も合致してて(さすが大メーカー)文句ないのですが、

これ!一番目立つノブ・つまみ、です!
1977年を境に、キラキラした同心円カットのツマミから、ウォーターブラストでしょうか地味な梨地仕上げへと変わったのです。
これはヤマハだけの話でなく、示し合わせたように大手オーディオメーカー全てがデザイン移行しました。

ステレオ♪トリオ〜♪
プーン!

ギンギラギンが
さり気なく。

1977年発売のヤマハ A-1 ここらがキラキラ世代の断末魔です。
わたしのチューナーはこれの相方の T-1なのでキラキラ世代なんです。
1978年発売の A-3 との合わせ広告ではこんなトンデモないことに!
どうしたGKデザイン!こんなチグハグなのでいいんか?!

何かが1975〜76年に日本のオーディオアンプデザイン界を襲ったのでしょう、ライバル各社なのにここまでの示し合わせはあり得ません。

そこまでのインパクトって、、当時、一つだけ心当たりがあります。
マーク・レビンソンの LNP-2L です。
1975年辺りに輸入元が替わって、オーディオ評論家が異例の高評価をし始めたのが1976年辺りだった憶えあります。

なんたって当時あり得ない200万円近い価格がついた米国ぽっと出メーカーのプリアンプです。
褒めたってオーディオ評論家のポッケは膨らみません、のに、神格化されるほど。
国産アンプが従来模倣していただろうマランツあたりのキラキラな華美とは真逆のその佇まいが今風に?云うと

超クール!

という世情となったのでした。
バイクでもメットでも、マット仕上げが出て来た当時、妙にカッコよく見えましたよね、ああいう感覚に近かったです。

アルミヘアライン仕上げにアルミのツマミは梨地仕上げのそっけないもの。
この素っ気なさがクールでナウ(死語)なのだ!と、1977年ぐらいの各メーカーのアンプ新製品企画会議での多勢となったのかもしれません。
でもまぁLNP-2Lの見た目まるパクリに走らなかったのは日本メーカーの良心かもですね。

まあ、妄想ですが。。
ちなみにヤマハあたりは21世紀に入ってまたキラキラ路線に戻って来ています、面白いですね。