Naturehike ワンタッチテント 評価 | haneのブログ

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さて、ネイチャーハイクの Canyon 1P いろいろ見るに、よくこれで重量1.5kgに収めてるなぁ、と。
ダブルウォールの自立型テントだと、ガチの山岳テントでも、五万円コースの NEMO ホーネットストーム1P ..0.75kg あたりのクラスを別格とすれば、
・モンベル ステラリッジ1 ..1.34kg
・アライ オニドーム1 ..1.29kg 実測1.35kg位
・トレックライズ カミナドーム1 ..1.28kg
並み居る軽量テントでもこれぐらいの重量がありますから。
このネイチャーハイクのマジックはまず、

奥行き小さい

事にあると思います、前に掲載した写真でも横から見るとやたら細い、狭小エリアに建てられたペンシル雑居ビル的なペラペラ感。
内部居住空間もミニマムで、登山用大型ザックなんて入れたら人の居場所無くなるレベルです。

そしてこの食卓カバー構造。
よく見ると判りますが、ジュラルミンポールでなくて樹脂ポールです。
全体で16本のポールがありますが、とにかく細い!

フレーム剛性を犠牲にしている

という事です。剛性よりも軽さ優先。
山岳テントが耐える強風下でもこいつは潰れてしまうと思います。

奥行き減らしてテントとしての表面積を減らし生地自体の重量を減らしつつ、フレーム強度を落とすことで骨組み重量も減らしている、なかなか思い切った設計です。
でもツーリングの休憩に使うとか、災害時の避難先体育館内で使うとかであれば必要充分かな。

樹脂ボール、実際どうなんですかね、?
最近の傘は鉄やアルミの骨から樹脂の骨にしていて風をいなす能力は強くなってますから、こいつも潰れるだけで破損はしないのかもしれません。

テントの要所要所、応力がかかるような部分は白いナイロンがジョイントされています。

テントのアウターとインナーの結合も、こうしたナイロンジョイントをベースとした疎結合にされていて興味深いですね。

これ、四角いタブを縦にしてポール側のU字をくぐらせれば外れますね。
インナーテントを外し、自立型シェルター(床なしシングルウォール)運用が出来るのではないでしょうか?
その時の重量がどれぐらいなのか測定してみたいです。

あと、ワンタッチで引っ張る部分、ゴムブーツがあって被せられるようになってます。
これは何を示唆してるかというと

豪雨時ここから雨漏りする可能性がある

という事ですね。
超軽量の本格派ワンタッチテントとしてコスパ含め評価できますが、普通のテントとは異なるネガティブポイントが有るという事は認識しておいたほうがいいです。

ただ、インナー外して自立型シェルターとした時に1kgを切ってくるのであればスポーツツーリングの相棒としてとても優秀な事は間違いないですね。
なんたって設営一分、撤収一分、テント絡みの疲労感全くなしですから!