オーバーヘッドストロークとはクリアー、ドロップ、スマッシュでやるラケット大きく上に振りかぶって打ちおろすモーションのことをいいます。
今回はタイトルを言い換えるとこれら3種のショット共通の意識すべきポイントについて解説します。
体の細かい動かし方についてはYouTubeとかの解説動画を見た方がいいです。それよりも自分が思う普段意識すべきポイントのみに絞って解説します。もしかすると意見がいろいろ分かれそうでもあるのであくまで参考にお願いします_(._.)_
自分が意識しているのは以下3つです。
①半身になる(上のカッコイイ画像のように飛んできたシャトルに対して顔だけは残し、体を横に向ける)
②打点(シャトルを捉える位置)をイメージする⇒左手をイメージした打点に照準を合わせる
③軸足を蹴ってイメージした打点でシャトルを捉えて打つ
①は体全体を大きく使ってシャトルに大きな力を乗せて飛ばすという点でものすごく重要です。半身にならないで打つ=手打ちになり、威力がガタ落ちするのでこういう理由でも良くないです。
もう少し丁寧にいうと半身になった体を軸足を蹴って正面に戻しながら打つことで体全体を使え、シャトルに大きな力を加えることができます。
かなり強く意識しないとついつい楽をして手打ちになりがちになるので慣れない人は常に半身になるよう自分に言い聞かせながら練習したほうがいいです。
②はあまり意識していない人が多いかもしれないです。というのはバドミントンは打点が適当でも羽もラケットも軽いので力で強引に飛ばすことができるからです。
しかし、硬式テニスだとこうはいかず適切な打点で打てないと押されて力負けしたり、飛ばすのに余計な力を使ったりするからです。
バドミントンもテニスと同様に効率的に最大パワーで打てる適切な打点があります。打点の位置の探り方は利き手を上げて壁に手をついて強く押せるポイントを探したり、ゆっくりラケットを振り下ろしたときにパートナーに反対側から押してあげて強く力の入るポイントを探すのを手伝ってもらったりと方法はいろいろあります。
③は①が前段階に出来ていること前提ですがこの軸足を蹴って前に出る動作は分かりやすく体を使っていることが実感できます。①~③をちゃんと全部クリアしているといい打球音が出てしっかりシャトルが飛ぶのを実感できます。
以上です。なお、ドロップ(カット)は力がいらないショットでポイントを押さえなくても普通に打てますがクリアーやスマッシュに可能な限り見せかけて相手を騙す目的で打つことがあるのでやはり大事だと思います。切れのいいカットを打つのにもこれらのポイントを押さえるのは重要です。