北畠神社 | 日々に、折々に…

日々に、折々に…

折々に浮かびくることをとりとめもなくつづってみました 風の音を聴きながら…








 川上山若宮八幡宮からのお社のはしごである 多気(タゲ)までやってきて国史跡北畠神社へやってきた

 ここ多気の里は南北朝時代伊勢国司、その後戦国大名化して南伊勢、東大和、南伊賀に勢力を伸ばした北畠氏の本拠地霧山城の城下町である 応仁の乱以降京の都は荒れ果てたのだが、京に次ぐ大きな町といえば、朝倉氏の越前一乗谷、そして、この北畠氏の多気の里だったそうだ 一乗谷にしても多気にしても山間の小さな谷間に栄えた町である 戦国時代を生き抜くために天然の要害をいかしたんだろう

 お正月の3が日はとてもお得だ というのも、北畠神社にある庭園が無料公開されているのだ この庭園は第7代管領細川高国がつくらせたと言われていて、さすがに宇宙観のある庭園である 

 北畠氏も織田信長に滅ぼされている 織田軍得意の組織の内部に手を入れて、内部から崩しにかかるやり方である 北畠氏も裏切りなどにあって奮戦空しく崩れていく きっとこの地はそう戦禍にもあわず、やがてさびれていったのだろう 

 この山里のこの庭は時代をどうみてきたのだろうか