鷲田清一さんの「折々のことば」に紹介されていた文化人類学者川田順造と作曲家武満徹の往復書簡「音・ことば・人間」 1980年1月に刊行されたものの新書版である 1992年11月の第1刷である もちろん現在は廃刊となっているため、古本を探したというわけだ 文庫版もこのあと出たようだが、その文庫版はとっても安い価格となっていたが、状態の良い新書版を選んだ 少しのシミなどがある程度だが、本を開くと古本特有の紙の匂いがする
読む前から装丁をまじまじと吟味してみたり、同じく作曲家湯浅譲二が書いた解説を斜め読みしてみたりしてこの本が届いたことの余韻を楽しんでいる 何冊かの本を持っているが、武満徹さんの著作はかなり難しい ただ、往復書簡ということなので幾分読みやすいのかも知れない
作曲家武満徹の1978年当時の言葉が何をつむぎ、同時期の音楽が何をつむいでいたのか 興味津々である