シベリウスはいかが | 日々、折々…

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折々に浮かびくることをとりとめもなくつづってみました 風の音を聴きながら…

 シベリウスはというとなんといっても、フィンランディア!第二の国歌、フィンランドの独立の精神的な柱になったといわれるいわれる フィンランド自体がスウェーデンの属国のような時代もあったため、スウェーデン語も多くの人が話す シベリウス自身もスウェーデン系だとされる
 フィンランドの英雄として、紙幣にその肖像が印刷されたり、シベリウスの誕生日が「フィンランド音楽の日」として祝われたりしている 日本では実感するのが難しいのだが、音楽は文化そのものであり、自由そのものでもあるのだ
 シベリウスの音楽は自然やフィンランドの文化への共感でもある シベリウスの音楽は手法的にも新しいものもなく、保守的であるというように言われることがあるが、それはシベリウスの持つ歌謡性の高さゆえだと考えている 歌謡性が高く、心地よく響くのだ
 しかしながら、内面にある精神性の高さはブルックナーのそれに通じる 自然への共感、神や伝統的な神話、叙事への共感 共通性もある