2ヶ月ほど前か、尾髙忠明指揮NHK交響楽団の2月定期公演が放送されていて、それを改めて聴いていた 久しぶりに少し時間の余裕があったのだ
 尾髙忠明さんはまさに円熟期を迎えている指揮者だろう はっきりと彼の音があり、彼の音楽がある そんな彼が選んだのはオールシベリウスプログラムだった
 アンダンテ・フェスティボ、バイオリン協奏曲、四つの伝説 シベリウスプログラムと言っても、かなり渋いプログラムだ
 アンダンテ・フェスティボの最初の弦5部による音が鳴り始めたとき、「ああ、フィンランドの音だ フィンランドの風だ フィンランドの凜とした空気だ」とすっと背筋が伸びた いろんな音楽に触れいるつもりではあるが、なかなかこんなことってない この時、会場でこの音に包まれた人はどんなにか幸せだっただろう 少ないお客だったが、演奏が終わると大きな拍手とブラボーがかかっていた・・・
 少ないお客?と思われるかも知れないが、本当に客席はパラパラでこの頃のN響定期ではないことなのだ 収録された演奏会があったのは今年の2月8日 そう!まだ記憶にある2週間続けて東京は雪が積もったのだった その1度目の金曜日だったのだ ちなみに1週間後の2月15日金曜日は関西を中心に大雪になった そんな状況での素晴らしい演奏に居合わせたお客は本当にコンサートに行ってよかったと思っているに違いない
 あの頃から半年が経とうとしている あの頃の自分と今の自分 思わず振り返ってみている・・・