その時その人こそが言えるコメント、その瞬間をcaptureする[捉える]。
いきなりですが、
メディアでの取材歴17年のH&Sのスタッフが、
インタビューで大事にしていることです。
そんなコメントが引き出せた、瞬間が多ければ多いほど、
良いインタビューだと信じています。
(編集の時どこを生かしてどこをカットするのか、悩ましいんですけれど笑)
取材時間をたくさんかければよいものではなく、
インタビュー中にどうアウトプットするかも考えています。
当然事前の準備も不可欠。
相手に聞き出す話術も必要です。
まずはその人に聞いてみよう!
ということで、
インタビューは昔から主にメディアで用いられる手法に思われていたのですが、
最近では、コロナ禍の影響もあってか、
有識者(専門家)
著名人、セレブリティ、アスリート、
一般消費者といった、
あらゆる人々の生の声・姿を、
PCやスマホ越しでお届けできる時代に突入しました。
どこにいても、どんなことでも、直接本人に聞ける。
誰かを介するより、やっぱり自分がその場に立ち会いたい。
答え合わせができたり、
より深く知ることができたり、
瞬時に何か発見があったり。
そんなことを可能にする定性調査が、オンラインインタビュー
しかも効率よくグループでヒヤリングもできるので、
非常に需要が増えている手法の一つです。
前に、どうしても限界があるデスクリサーチに対して、
海外の実態やトレンドまで丸ごと分かる有益な方法は店頭リサーチとお伝えしましたが、
プラスアルファで、現地の消費者や店員、専門家、
さらに作業を担当したリサーチャーを交えたインタビューや報告会を、
弊社は数多く手掛けてきました。
海外在住の様々な方々と企業様をオンラインでお繋ぎするだけではなく、
対象者のリクルート、インタビューの実施、
通訳やモデレーター/インタビューアーの手配も行っています。
バックグラウンドのマスコミ・放送業界での海外取材の実績や人脈を活かし、
2010年の創業以来、
持続可能なより良い生活を実現するための海外リソースを提供しています。
お客様のリクエストで、 【SDGs】に加え、キーワードとしてあがっているのが、
【Z世代】【グリーンディール】【スマートシティ】【モビリティ】
【パーパス】【Made in Japan】【フードテック】【気候変動】
などなど。
H&Sの海外調査のモットーは、
レア(日本未上陸)、リアル(生活者目線)、タイムリー(旬)!
新商品R&Dや新規エリアの販売開拓などのヒントとして、
実際のリサーチ結果が活かされ、
持続可能なライフスタイルを実現するお手伝いができることに、
我々も大きな喜びと達成感を感じています。
H&Sの現地調査員=海外エージェント・ネットワークは、
平均在住年数10年以上の日本人が7割を占め、
ジャパンとローカル消費者感覚を持ち合わせています。
案件内容に応じて、適材適所のアサインをし、
代表二人がお客様に直接向き合いサポートさせていただきます。
例えば、
世界の最先端を行く、マーケットをインフルエンスしうる若者たちに直接聞く機会を得た、
★アメリカ・Z世代へのオンラインインタビュー
2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされた“Z世代”。
「お酒は飲まない」「車の免許を取らない」「TVは観ない」
いずれもZ世代の特徴と言われて久しい主な現象です。
先進国に共通して言えることで、消費行動を牽引しているのもこの世代。
特にアメリカでの流行の後、必ず日本も辿るのが通説です。
今回のクライアントは食品メーカーで、
新商品開発のヒントのため、
アメリカ・ロサンゼルスのZ世代のオンラインインタビューを実施。
1)1週間日記
男女・人種など、出来るだけバリエーションを持たせて対象者をリクルート。
朝昼晩の食事、購入したもの、その他趣味や1日の職場や学校以外の過ごし方
など写真付きで、1週間記録してもらいました。
2)オンライン・インタビュー
日記を元に、購入商品を実際に手元に準備してもらい、
特に気になった部分を重点的に深掘り。
Z世代の趣味嗜好に関して持っていたある程度の仮説やイメージが、
実際に聞いてみて覆されることもあって、インタビューの重要性を再認識しました。
特に好評を得たのが、約二年前、世界中がパンデミックに見舞われる中行った
★パンデミックによる世界の生活スタイル変化 7カ国オンラインタビュー
言うまでもなく私たちの働き方や生活スタイルが劇的に変化し、
各企業とも急速な変換期を強いられました。
先行して感染者が増えた国では、いち早く様々な取り組みが行われ、
日本企業にとって、海外の具体的な施策事例収集は急務になっていました。
「素早く」「複数国に」対応出来るのが弊社の大きな強み。
インタビュー実施国は、
感染者が急激に増えていたアメリカ、
圧倒的な速さで感染を封じ込めた中国、
厳しいロックダウンを行わなかった独自路線のスウェーデンなど、計7国。
発注から実施まで、約1.5週間の短いスパンの中で、
現地在住日本人エージェント(調査員)に
日々ニュースで報道されること以外にも、ローカル目線で深く鋭く切り込んでいただきました。
1)事前に政府の施策や学校、会社の対応などのアンケートや、街の様子の動画などの撮影
2)オンラインインタビューの実施
こちらは、企業様(食料品関係)のプロジェクトの素早い軌道修正や
渡航中止に伴う代替案作りなどに生かされた結果となりました。
「海外のオンラインインタビュー」と聞くと、
なんだか大変そう、お金掛かりそう、と躊躇してしまったり、
なかなか海外出張にも行けず、海外進出は諦めようかな、
うちみたいな小さな会社では無理かな?と思ったり、
そんな方に是非ご紹介したいのが、
★老舗ブランドの海外進出 オンラインタビュー
関西の小さなお香の会社が、予々ヨーロッパで販売したいと言うことで、
いざ見本市への出展を予定していたのですが、 コロナの影響で中止。
海外向けに開発した商品をまずは手にとって試してもらい、
手がかりを探りたいというご相談を受け、
ご提案したのが:
1)イギリス、イタリア、フランスに試作品を発送
2)現地日本人エージェント経由で、現地の対象者各20名に試供
3)アンケートや使用実態の写真などを提供
4)代表者各国2名のローカルの方にオンラインインタビューでより詳しくヒアリング
インタビューの中、商品の意外な使われ方、パッケージへの提案、
お国事情など、予想外なフィードバックが盛りだくさん。
担当の方には、厳しくも実益ある意見や質の高い情報に非常に満足いただけました。
今回は、話題のZ世代、コロナ、Made in Japanと3つのインタビュー事例をご紹介しました。
予想・仮説と違う意外な側面も、なるほどという側面も、思ってみなかった海外ならではの
斬新な側面もあって、実施する側も楽しい時間でした。
今この人に直接これを聞きたい。
Withコロナ時代に、どこにいても、海外のどんなことでも、
より深く効率的に、すぐに知ることができるオンラインインタビュー。
海外リサーチにおいて、今後ますます身近で主流になることは間違いないでしょう。
事前のデスクリサーチ、店頭などの実地調査などと組み合わせて、
より理解を深めることが出来ます。
海外に隈なく、
その数世界166カ国404都市、約528名の日本人エージェントを保有。
ワンストップ海外相談窓口H&S WORLDWIDEまで、
まずはどんなことでも、お問い合わせ下さい:info@hsww.jp