つい最近に春が来たと思ったら、いつだってキマグレで短い春(しかも時々嵐も吹いたり、冬に逆戻り?のような天候になったり?)、心の準備がまだなのに、帽子&サンスクリーンがかかせない、週末ですね。
実は、会社でお世話になっているコンサルの方から、
麦わら帽子って、何?』って聞かれて、思わず私、「その質問、どこから来ました?私が帽子人間だということ、どうして分かったのですか?」と答えてしまいました。

 

いきなりですが、皆さん。
今まで「似合わない」と思っていた、思い込んでいたことが違っていることって、ありませんか?私の場合は帽子。そうだなぁ、数年前くらいでしょうか、私の場合帽子デビューが極端に遅い。ほら、いますよね、帽子はずっと自分の一部、ファッションとして通年、ずっとしている男女。私の場合は全然違いました。
私の顔は小さめなのですが、額の横幅が長くて、縦幅が短いので、帽子選びが難しいんです。沢山の商品がおいてある帽子専門店で専門家のアドバイスのもと試着してみても、何一つピンとくる帽子に出会えませんでした。とりわけ日本サイズのハンチング帽なんかかぶったら、帽子が歩いているみたいで、すごく嫌だったんですね。ザ・ミスマッチ。むしろキッズサイズや西洋の、インポートもののほうが合っていました。それゆえ、私は帽子が似合わないんだとずーっと思い込んでいました。※地球博@カナダブースにて、何度か”アン仮装”にTRY!

 

 

そんな時オフィスの帰り道、仕事相方に教えてもらったブランドの中古セレクトショップにふらりと立ち寄ったら、吸い込まれたように、マネキンがかぶっている麦わら帽子に目がいって。かぶってみると、うん、なかなか、悪くないじゃない。 Made in Italyでブランド名は知らなかったけれど、気に入ったので即購入。以降、この麦わら帽子は、イギリスや北欧などの海外、国内ロケ・出張と、あらゆるシーンを共にしてきたパートナーであり、一番の思い出が詰まった帽子となりました。
2年前の夏、国内出張、新潟・魚沼での「米」ロケの時。タイとアメリカの米農家・農協関係者が来日し、私は通訳とコーディネートをしていたのですが、皆で長靴を履いて畑の前でグループショットを撮ったら、写真を見た仕事相方たちに、「絵美ちゃんの帽子が農作業用に見える」だの「およねーず?」とかなんとか言われて、ナニソレ?!?!とリアクションしたこと、も。今でも思い出すとおかしい(大笑)。今では使用しすぎて、スーツケースにも入れすぎて、型くずれしてきて、少し悲しいけれど。帽子にも寿命があるんですね、当然かぁ。

 

 

昨年の夏はまっていて、デートでもアウトドアでも旅行でも大活躍だったのはヘレンカミンスキーのラフィア帽。くしゃくしゃできて持ち運びに超便利だし、形も微妙に自由自在に変えられるのも楽しいです。私が持っているのはつばの広いものですが、小さめのもおすすめ。少し高価だけど、原料もいいし、ハンドメイドだから、納得のお買い物です。(とはいえ、例の中古セレクトショップで購入しましたけれど。)少しだけ難点は、マスコミとはいえ、仕事場でバカンス帰りに間違えられること(苦笑)。※写真真ん中はエヴィアン・スパ本場のオフィシャルストアで購入、エヴィアンマスターズキャップ。

 

 

一つ、麦わら帽子にまつわる悲しいやら珍しいやらのエピソードも。
ランチ後ふらりと立ち寄ったブックオフで買った、ロンハーマンのウエスタンぽい麦わら帽子。いつものパターンで気に入った即購入。この日の午後は六本木ヒルズのスタジオでテレビ番組収録があるので、この帽子を早速かぶり、わくわく気分で電車のホームに立っていました。ええ、風の強い日でした。皆さん、何が起きたが想像は容易につきますよね?ホームで派手に飛ばされたのです、そして線路にきれいに弧を描いて落下。

 

ああああああああああああああああ・・・・

 

何度も風で飛ばされ、駅員を呼び助けを求めるも、この子は、針金が飛びでて、炭だらけで、ぼろぼろのお姿で救出されたのでした。
その後、帽子専門店に紹介された修理屋さんにも依頼したのですが、全く私の思い通りに復元ならず。こりゃあ、残念だ。ああ残念だ。でも、帽子は、一期一会。ふと出会い、繋がるも、離れていくものもある・・・執着からは何も生まれないね・・・きっと縁がなかった、私の一部となるアイテムじゃなかったということ。こう意味づけて、前に進みます。

 

今では私、帽子がないとなんかピンとこない。なんかしっくりこない。頭が涼しくて、すかすかな気がする。家を出てオフィスに向かっても、何か忘れ物をしてきたような、何かが足りないきがする。テレビ番組のスタジオ収録で、帽子をいつもかぶっているアメリカ人ジャーナリスト数名にも、”You are such a hat person, how many hats do you have?” と帽子人間に認定されちゃいました。やったね!

 

秋冬になると、ざっくり編みの毛糸帽やトラッドなウール帽のシーズンです。自分らしいアイテムは、ラビット毛の帽子。これは私のトレードマークとなっています。これは、ミュンヘン在住の私のメンターで宝飾細工師マイスターの方のハンドメイドだよ!見た目、ロシアンハットのようだから、「ロシアから来たの?」ともよく言われるんですけれど、見た目より生地が薄いので、それほど暖かくないんですよ・・・

 

 

と、帽子のトピックはつきません。よく言いますよね。ファッションは自己主張だと、ファッションも立派なステイトメントの一部。帽子はもはや、単なるファッションを超えた、私の一部。You are what you wear! 思い込みこそ捨てて、挑戦すべき!今年はどんなハットにトライしようかな。。。

 

そして、これは番外編。この春から、クロスバイク(bianchi roma4)通勤デビュー!両親との約束で、最近は頻繁にヘルメット姿デス・・・!ははは。
※工場見学(ロケ通訳)につきものの帽子(とかっぽう着)、映画配給会社から送られてきた、今まででイチバンタマゲタ被り・贈り物、スウェーデンの夏の風物詩ザリガニパーティーのザリガニ帽!

 

 

EH