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手話 【OFFICE 花井盛彦 】

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今日の【NA】入門クラスは、都道府県の続きです。

 

前回までに覚えた単語は

奈良、大分、長崎、高知、兵庫、香川、徳島、秋田、熊本、和歌山、東京、京都、岩手、大阪、神奈川、広島、福島、北海道、青森、茨城、群馬

 

今回は

見たままの空書をきちんと読み取り、かつ「ん?違うよ〇〇だよ?」と間違いを指摘するコミュニケーションを学びました。

 

Aさん「児鹿島」

Bさん「ん?児鹿島?(なんか変だよね…)あ!鹿児島じゃない?」

Aさん「鹿児島だ!」

 

 

他にも

賀滋、山田(山口)、岩川(石川)、縄縄(沖縄)、彳左賀(佐賀)、島取(鳥取)、死真似(島根)

 

最後の当て字は、読み仮名として頭の中で考える習慣のない、ネイティブサイナーのろう者には伝わりにくいですね。

 

耳から得られる情報は、意識しなくても勝手に入ってくることがありますが、ろう者は「情報を得よう」と見たり、感覚を研ぎ澄ます必要があります。

なので、字面は合っているけど、曖昧な「形」ではなく、しっかりと文字を再現することが大切ですね。

 

その県がイメージできる単語や身振り手振りから、想像して当てていきました。

  • 城が揺れる→熊本(熊本地震)
  • 野球、飛び降りる→大阪(阪神タイガース優勝時の道頓堀)
  • ゆったり時間が流れる→沖縄
  • 神様が集まる→島根(出雲)
  • 土地が広大→北海道
  • 平たい麺(きしめん)→名古屋
  • 赤、野球→広島

レッスンは、全クラス緩やかなカーブで1列に並んでいますが、自分の右隣の人が、自分の左隣の人と話せるように…と、配慮や遠慮からか、椅子を少し後ろに下げてしまう生徒さんは多いです。そうすると、真横の人が首を後ろまで回さないと話せず、かえって失礼になってしまいますね。

また、2人で話す時に、わざわざ椅子ごと身体全部を向き合う必要もありません。

手話でコミュニケーションを取るためのろう文化も学んでいきました。

 

今日もお疲れ様でした。