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手話 【OFFICE 花井盛彦 】

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今日の【通訳】総合クラスは、ろう者が感じる「不快」でした。

 

色々ありますが、今回は3つだけ挙げます。

 

①指文字について

通訳依頼時に「指文字が苦手なので、指文字を多用しない通訳」を希望するろう者は、割といます。

「私も指文字苦手です」と言う聴者は多いですが、苦手の種類が違います。

聴者は早いと読み取れない事が多く、ろう者はどんなに早くても読み取れますが、内容、意味が分からない(分かりにくい)。

 

「知らない単語や、相手に伝わらなかった時は、指文字を使いましょう」と教える講座は多いと思います。

ですが「伝わらないのは言葉なのか?意味なのか?」も、よく考えなければいけません。

「これって日本語で何ていうの?」と言葉を聞かれたら、指文字や空書が有効かもしれませんが、通常はCLや身振り手振りの様に、見たままを表現してくれれば、すぐに伝わります。

 

日本語とは文法も文化も違うと認識する事が大切ですね。

 

ちなみに、口話も「やらない」ろう者はたくさんいます。

やらないろう者に、大きな口で口パクするのもやめたほうが良いですね。

 

②音楽

音楽好きなろう者も、もちろん沢山いますし、手話歌を好むろう者もいます。

嫌い、全く関心のない人も多くいます。

「やってみたら楽しいよ」と、もし言われても、耳で楽しむ事ができない場合は興味を持てなくても当然ですよね。

ろう者だから、音楽の話をするのは止めよう…ではなくて、相手がどう思っているのか?を考えて、話の内容も考える事が大切ですよね。

 

③聴覚障害者という言葉

ろう者のほとんどの人が「ろう」「デフ」という言葉を使いますが、聴者は「聴覚障害者」とろう者を呼ぶことがありますよね。

Google検索をすると、耳が聞こえない人の呼び方として

「聴覚障害者」「聴力障害者」「耳の不自由な人」「耳の聞こえない人」「耳やことばの不自由な人」と出ます。

確かに聴覚機能に何らかの障害があって、聴こえない事には変わりありませんが、「障害」とは、「物事の進行や達成の障害となること」と出ます。

見る力や感覚に優れ、日常生活を難なくこなし、自立しているろう者は「障害者」なのかな?と疑問ですよね。

日本手話が共通言語のHANAIプロダクションでは、日本手話が未熟な私の方が障害者の様です。

そう思うと、もっと日本手話が広まれば「聴覚障害者」は「日本手話を第一言語とする人、ろう者」

というだけなのではないかな?と思います。

 

花井講師からも、個性みたいに考えてもらえると良いよね、と話しが出ました。

 

ろう者の中でも賛否両論はあると思いますが、大切なのは日本手話は日本語に手を乗せたものではなく、独立した言語だと尊重する事や、相手をきちんと見ることですよね。

 

「人々」の単語は使わずに、こうやって表現してるな、この方が「みんな」と分かりやすいな

 

の様に、実際の表現を見て考えたり、学んだり、修正したり。

学ぶことはたくさんあり、奥がまだまだ深いですね。

 

今日もお疲れ様でした。