ハンサムブログ -4ページ目
初夢を見た。
去年の初夢に引き続いての悪夢だった。
しかも、寝ているところを男に襲われるところまで去年と同じとは恐れ入った。
だが今回は襲われるの意味が去年のとは違う。
貞節の危機では無く、まさに生命の危機だ。

詳しくはこうだ。

私が寝ていると、男が掛け布団の上に馬乗りになり、刃物を振り上げる。
抵抗しようにも体は思うように動かず、声を上げようにもうめき声を搾り出すのがやっとで明瞭な発声は出来ない。
すると男は布団の顔に接する辺に刃物を突きたて、
ヤマザキランチパックの接合辺を切り開くかのように布団を切り開いた。
ぱっくりと開いた布団の中身は綿では無く、鳥のササミのような肉だ。
その断面にはびっしりと毛細血管が走り、じわりと血がにじむ。
恐怖に、再び三度と叫び声をあげようとするが、くぐもったうなり声を上げるのがやっとである。

ここで目が覚めた。目を開けると娘が私の顔を覗き込んでいる。
大丈夫?とかけてくれた声に正気を取り戻し、あれは夢だったのかと安堵する。
聞けば猫が闘いに臨む前の唸りを低くしたような声を上げていたらしい。

これが2017年の初夢。

 

彼を見ていると、まるで岡本太郎の絵画のような生の迫力を感じます。

極めてアンバランスな身体を持って生まれて来て、

それをバランスさせるには私たちには想像もつかないようなバランスウエイトが必要だったのでしょう。

夫婦間のかたちだって、常識外のところに落ち着いたってなんらおかしい事では無いと思います。

 

それを健常者の薄っぺらなモラルで斬って裁くのは全く愚かであり、悪趣味の極みであると思います。

 

 

もはや骨董品と呼んでもいいレベルの老朽カートを錆の固まりから再度起こし、走らせて来た。

 

毎月定例走行会を催している友人に甘え、数ヶ月に一度くらいのペースで便乗させてもらっていたのだが、この度、マイカートを走行可能状態に整備する事が出来たので、ようやく自立と相成ったわけだ。

実に4年以上ぶりとなる。

稚拙なテクニックと衰えた体力、あてにならない反射神経やなけなしの勇気を総動員してタイムを削り取り、低レベルではあるが競争に没頭するのは、日頃の憂さを晴らすには絶好の時間だ。

何より、大好きな2サイクルエンジンの甲高い排気音とオイルが燃える香りには癒される。

 

ほんの数年前までは、ミニサーキットへ行けば、カートもバイクも2サイクルエンジンが多数派で、バイクと交代しての休憩整備時間にも軽快な2サイクルサウンドが響き続けていた。

 

しかし現在、カートはまだまだ2サイクルが主流だが、バイクのほとんどが4サイクルに置き換わってしまっている。

こういった小さなサーキットを走るバイクはほとんどが単気筒エンジンだから、その排気音はドスのきいた重低音だ。

街を走る単気筒のバイクは、タタタタと言った軽快な断続音が多いが、ここでは抜けの良いマフラーで高回転までブン回すので、ドーーーーとかダーーーーといった感じの重低音の連続音となる。

 

自分にはこれがちょっと苦手だ。

長時間聞き続けていると、ほぼ間違いなく頭痛が誘発されてしまう。

しかしこれも好みの問題なのだろう。

重低音が心地よく感じる人もいるだろうし、その人にとっては2サイクルのパーーーーンという甲高い音は耳障りに感じるだろうし、オイルの燃焼香だって大気汚染にしか感じないのかもしれない。

まあ、お互い様というところだろう。

 

でも、重低音が優勢を占めつつあるサーキットに、何かしらの寂しさと居心地の悪さを感じてしまうのは正直なところである。

 

こんなところにも、時代の移ろいを感じる。