
エンジンを降ろす前段階として、まずは裸に剥いたのだが、
この状態になるまで、いったい何十本のネジを外したのだろう。
日常整備においても、カウルの着脱の面倒さが、整備不足の一原因となっていた事は否定できない。
各パネルがパズルのように入り組んでいて、その入り組んだところに隠しネジがあったりして、はっきり言って整備性は劣悪だ。
もしも本物のレーサーがこんなふうであったら、メカニックは皆憤死しているだろう。
リアルレーサーのように、数本のピンの抜き差しで、ガバッと外れてほしいものだ。
エンジン周辺機器の取り外しに取り掛かっているが、このボルトはいったいどうやって締め付けたのだろうと首をひねるような部分もあって、数種類の工具をアクロバティックに組み合わせてなんとか外したりなど、なかなか素直に事が進まない。
排気チャンバーを締め付けているスプリングが恐ろしく硬くて、手持ちのスプリングフッキングツールでは強度不足で、どうにも引っ張れなくて、作業頓挫中。