Gとスピードと折り合えず | ハンサムブログ
昨日また、カートを走らせて来た。

サーキットに着き、車体を整備し終わり、装備を整えてエンジンを始動しようとした時、何の覚悟も出来ていない事に気が付いた。

レーシングカートとは抑々、言うほど危険なスポーツでは無いのだが、
それでも、自ら望んで危険を冒しに行くといった類のスポーツだ。
マリンスポーツやスキースノボ、スカイスポーツなどと同様に、何かを間違えれば命を落とす可能性がある。

押しかけに入るのを一瞬躊躇したが、すぐに気を取り直してスタート、一~二歩目ですぐに火が入ったのでそのまま飛び乗り、シートに体を滑り込ませる。
徐々にスピードを上げてゆくが、ここでもやはり覚悟ができていない事を再確認することになる。
何をどうしようかというプランの組み立てが全然できていないのだ。

また、長い間降り続いた雨でコースにダストが浮いているからなのか、タイヤの食いつきが悪い。
お尻が大きく流れて失速したり、舵が利かずにはらんだりと、まともに一周が組み立てられない。

タイムも信じられないような酷い値を刻んでいる。

ピットインしてタイヤの空気圧などをチェック、タイヤに荷重がかかりやすくする為に車幅を若干縮めて次のスティンとに繰り出す。

ハンドリングが若干改善されたようで、随分走りやすくなるが、それでも前回のタイムから平均して0.5秒以上も遅い。
結局、気持ちの乗りが取り戻せないまま全4スティントを悪あがくも、タイムはずるずると落ちるばかり。

最後の10分、疲労困憊をおしてアタックに出るも、ヘアピンでミス、スピンして後部からスポンジバリアに軽く突っ込んだ。

とにかくピットまで戻らなければならない。
押しかけしようと車体を前方に放り投げるも、そのあと膝が笑って車体を押し続ける事ができない。
大きく息を切らせながら3度目でやっと始動に成功、バラバラとぐずるエンジンもピットロードに入ってやっと息を吹き返し、そのままピットへ。

深い敗北感を残したまま撤収。
覚悟の無さからか、結局何も得ることが出来なかった半日となった。
せめて、生きて帰れた事のみを感謝すべきか。

写真も全てピンボケでした。

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