不可解な数字の根拠 | ハンサムブログ
原発事故前と後では、年間許容被曝量が20倍に引き上げられたり、
水や食品の汚染値の基準が30倍に引き上げられたりなど、根拠不明な数字の操作が行われています。

事故前の数値が厳しすぎたなど、後出しで言われたところで、到底安心などできません。

政府がなにを基にこの数字に決めたのか、その方法はいかなるものなのか、私なりの仮説を立ててみたいと思います。

まず、汚染状況がおおまかに把握された。
被害の補償費などを、どの程度捻出するかが決められた。
次に、その保障費用内で納まる範囲にコンパスで円を描いた。
規制がそのコンパス範囲外に及ばないように基準数値を設定した。

首都圏の水が汚染されたとき、数値引き上げ前の値では関東全域がアウトでした。

国民の健康や生命の安全そのものよりも、札束を数えたうえでの算数で値を決めているような気がしてなりません。

高濃度汚染地域の住民を被曝環境の中に置き続けているのは、コンパスの足を少し広げただけで、飛んでゆく札束の桁が違ってしまうからではないですか?

経済こそが正義の、我が国らしいやりかたです。

私の妄想である事を祈ります。