大衆演劇此花演劇館・劇団紫吹3/2芝居感想 | BOOのなみはや国風土記

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第1部お芝居は、上州八木節音頭。マンスリーゲスト三代目姫川竜之助。


 上州屋の幸吉は、継母お国と折り合いが悪く、父親も尻に敷かれていた。祭りのある日、お国の連れ子の妹お糸が、時廻りやくざに絡まれている間に割って入り、抜かれた匕首で相手を切ってしまう。人殺しと大騒ぎするお糸。役人をと言う阿国にとりなす父親。果ては出て行けという始末。出て行かなくば私たちが出て行くという。出て行けという父親。お国は、「こういう場合、自分から出て行くというのが寿g次男だがねぇ。」とつぶやき、幸吉は出て行く決心をした。悲観した幸吉は、死のうとしたところ、小金井小次郎の子分の成田の金太郎に止められる。「やくざになれよ。親分に紹介してやる。」そう言われ、幸吉はやくざになる決心をした。

 3年後、上州屋は大旦那が倒れ傾いていた。そこに幸吉の斬った時廻りやくざの強請り。「堅気にならせるから100両用意しろ。」暮れ六つまでに用意すると答えたお国。しかし算段は付かない。そこに3年ぶりに帰って来た幸吉。お父っぁんに挨拶をと寄ったが、お国に追い返されてしまう。暮れ六つになっても金を持って来ないので、やくざどもはお糸を人質として連れ去ってしまう。お国は忘れ物を取りに来た幸吉に助けるように頼んだが、「3年前も助けたんだ。いまさら助ける義理もねぇ。」そこにお父っぁんが、「お前の母親は優しい子に育つように願ってたんだぞ。」と位牌を前に突き出す。「例えおっ母さんの位牌を出されても、千金万金宝の山を積まれても助けねぇ。但し、お国さんが悪かったと謝ってくれれば考えてやる。」両の手ついて涙を流しながら誤るお国をみて、助けに行った。待っていた金太郎に助太刀を頼む。小金井小次郎も茶ってきた。「なぁに、金太郎一人では危ないが、幸吉一人で十分だ。」

 一本松で待っている地周りを片付ける。ところがどすを持ったお糸に斬りつけられそうになる。「財産目当てで戻って来たんでしょ。」「やめなさいお糸。幸吉はあなたを助けに来たのですよ。」小次郎に「堅気になって親孝行しないか。」と勧められ、お国からも戻ってきてくれと懇願されるが、「やくざになった身。親分についていきます。」「幸吉、会いに来ておくれよ。」「お父っぁん、たまにはあいに来るよ。」親分を先頭にさっそうと旅立つのであった。


 若葉隆之介が退団。マンスリーゲスト入れんとやばい状況。他の劇団では外題が木曽節三度笠とかでやられてる。最初にこの芝居を見たのは初乗りの明正座。客が少なく受けが悪かった。今日も客は少なかったが非常に受けてたし面白かった。座長は善人のちょっと悪い心を出す演技が見事や。全部笑いに変えた。前回の梅南座位から変身ベルトいじり、仮面ライダーいじりしてたけど、今回は退場時にV3アクションが流れた。オッサン二人は爆笑。OP流れてたら神やったけどな。光る~光る風車はダブルタイ~フゥン~。


ほんじゃ