私は、
『思い出づくり』
という言葉が大嫌いだ！
思い出はつくるものではないからだ。
まあ、そんな人間が飲食店をどうしてるの？って話です。
何気ない事だけど覚えている事って結構ありますよね。
「そんな事を覚えてくれていたんだ！」って
相手に対して嬉しくなる事も結構ありますよね。
私は思い出の大小は無いと考えています。
だって、上記の様な場合でも
物凄く素敵で大切な思い出であり
心に残そうとしなくても残っている場面、
それが思い出だと考えるから。
そして
そういう思い出って
言った本人でさえ意識していない
本当に何気ない一言だったり、
思い出とかではなく
その時必死だった言動だったりするわけで。
つまり
心の声が発せられ、響いた時なんですよね。
その瞬間から
その人の中で意識が変わり
それからの行動が変わり前進していたりする。
そして
その後、再会した時に
その時の思い出話をする。
すると
その当事者同士の距離が今まで以上に近づき
絆が深まるという。
「あの時、楽しかったねー」
なんてチープな言葉はそこには出てこないわけです。
私が言いたいのは
テクニックやカタチに囚われ過ぎてませんか！
という事です。
ポイントは
「心がこもっているのかどうか」。
接客テクニックが下手でもいいんですよ。
心からの声を発していれば
それはお客さんに通じます。
その為に必要な事は
自分の心を磨く事です。
私には接客マニュアルはありません。
十人十色とはよく言ったもので
１日１００人来店されれば
１００人１００色です。
マニュアルはむしろマイナス効果を生む確率の方が高い。
自分の心を磨き、お客さんの目を見て
瞬時にお客さんの立場になって
そのお客さんに相応しいであろう答えや
ご提案をさせて頂くのが痒いところに手が届くサービスというもの。
接客コンサルティング中、
常々、接客者は全てのお客さんが主役の
プロデューサーであり脇役であると申し上げております所以。
何気ない言動でも
相手の事を思っての事であると
その心の声は相手の心に響き共鳴する。
それが、思い出なのです。
だから私は思い出づくりはしないのです。
でも、
誰よりも思い出いっぱいの人間だと自負しています。
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