今日のテーマは「思い入れ」です。
これは飲食店に限ったことではないですよね。
皆さんは自社商品のこだわりをスラスラと言えますか?
自社の歴史をスラスラと言えますか?
これは私のクライアント様で実際に起こった事です。
ある飲食店様で、広告を打つことになり
私と広告業者さんと店舗スタッフたちとで打ち合わせをしていた時の事。
何をメインで露出するかとかクーポンなども概ね決まり
最後に原稿をつくる業者さんから
「お店のこだわりを教えて下さい」と言われた時です。
店長さん「安心と安全です」
広告業者さん「それはどういった部分がですか?」
店長さん「ん…。社長が前々から言っているんです。」
広告業者さん「例えばどんなところですか?」
店長さん「ん…。実をいうと特にないんですよ~。」
これじゃあセントラルキッチンで良いんじゃないですか!
列記とした料理人と店長さんもいらないんじゃないですか!
って広告業者さんも呆れてしまいました。
ちなみにこちらの店舗様は
食材(調味料に至るまで)は全て国産で
問屋を通さず顔の見える業者さんからしか仕入れません。
特にお野菜はすべて有機野菜で
生で食べられるエノキとか珍しいものも多数あります。
なのに台無しです。
お店のスタッフがこのことを知らないわけではないんです。
知っていても使わなければ意味がないですよね。
では、なぜそうなるのかというと、
これだけは譲れないことなんだと教えていないからなんです。
思い入れのある社長にとっては当たり前のことかもしれません。
でも、スタッフは会社が大きくなればなるほど
社長との距離が広がっているのです。
新入社員には思い入れや歴史認識はないと言ってもいい訳です。
だからこそ、社長が意識して口が酸っぱくなるほど言い続け
そしてその下で働く幹部たちが
現場スタッフたちに耳にタコができる程、
伝えなければいけないのです。
そうやって、全スタッフがお店に対して
商品であるメニューやサービスに対して
こだわりと思いいれを持つようにしていく必要があります。
その全スタッフ共通の思い入れが会社(お店)の力になるのです。
今日はちょっと漠然としちゃいましたが、
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