先日、銀座の炙焼きをメインとした店舗様とお話をしていた時の事です。
私「Hot Pepperの効果はどうですか?」
店長さん「あんまり良くなくて25万円(月の売上)位ですかね。」
私「それは回収したクーポンを集計した売上ですか?」
店長さん「クーポンを回収した分だけです。」
私「クーポンを持って来られないお客様はいらっしゃいますか?」
店長さん「それはわからないですね。少しはいるかもしれないですけど。」
私「何が原因ですかねぇ。」
店長さん「どうなんですかねぇ。谷口さん、どう思います?」
私「質問を質問で返して申し訳ないんですがHotPepperさんは何と言ってます?」
店長さん「ん…。最近、彼が来なくてまだ話してないんですよねぇ。」
ここでの問題(店長さんから私への質問に対する答え)。
①約25万円を使ってHotPepperに掲載して販促効果が25万円しかないこと。
②約25万円をかけて販促をしてその効果が把握しきれていないということ。
③販促効果がでない理由がわからない&探そうとしていないということ。
④HotPepperの営業マンさんと効果について話し合っていないこと。
⑤お金をかけてする販促に全力で取り組んでいないということ。
おそらく掲載前の撮影から原稿製作まで
打ち合わせをされて必死にやられたと思います。
でも、結果が良くても悪くても、理由が必ずあります。
しっかりと効果測定をやっていれば、次回につながります。
また、結果が悪かったからと後から慌てても
対応が遅くなるので立て直しまでに時間がかかってしまいます。
とにかく販促は最大効果を出す為に入稿で終わったと思わず
効果測定から考察するところまで全力で取り組んでみて下さい。
そしてそれを次回掲載や新メニュー・サービスに取り入れてみてください。
<実例>効果測定(クーポン集計以外)
日頃より電話予約を頂く際に一言。
「今、何かご覧になられてますか?」
ご来店のお客様にテーブルサービス時やお会計の際に一言。
「当店をどちらでお知りになられました?」
これを徹底してみた。
「ご予約時はHotPepperを見ている」と言っていたのに
当日はぐるなびクーポンを持って来られた!とか
実際はクーポンを使われなかった!など判明。
クーポン回収でみると(誤)
HotPepperの売上が25万円。ぐるなび100万円。
1組ごとに聞いてみたら(正)
HotPepperの売上が100万円。ぐるなび100万円。
この結果、HotPepperも効果が出ているということになりますよね。
つまりHotPeppeは継続掲載した方が良いということになります!
次に、なんでだろう?と考えたり、直接お客様に聞いてみる。
「ぐるなびは地図とクーポンが一緒だから1枚プリントするだけだから便利」なんて理由だったり
「ぐるなびのクーポンの方がお得だったから」なんて情報をゲット。
それなら「次回はぐるなびのクーポン内容をHotPepperで露出しよう!」
これで次回のHotPepper&ぐるなびのPR内容が決まりますよね。
(ぐるなびも同じように検証していけば必然的に売上がUP!)
事前にひと言お伺いするという効果は販促に対することにとどまらず
当日来られるお客様が受けられるサービス内容を
店舗様もしっかりと理解できるので
お客様との行き違いなどもなくなります。
更に、当日のオペレーションもスムーズに進む要素にもなります。
特にクーポンを使われるお客様の中には恥ずかしいと思っていらっしゃったり
接待や記念日なのでクーポン利用を知られたくなかったりする方もいらっしゃいます。
事前のたった一言がお客様の導入口がわかり、
お客様の大満足にもつながりますので
ぜひ、実践してみてください。
たった一言でお店の血流がよくなり活性化されますよ!