先日都内の居酒屋さんの店長さんとミーティングしてきました。
(この店舗における私の立ち位置は企画&広報担当です)
店長さん「販促をしたいと思っているんですが、
媒体がいっぱいあってどれにしたらいいのかわからなくて…。
フリーペーパーの●●と雑誌の■■が良いと思うのですがどうでしょうか?」
もちろん飲食店ですから販促費として2つ分はねん出できません。
まずは、今回のお店が販促をする趣旨をお伺いし
そこでどれがその趣旨に合うのか媒体の特性を説明させて頂き
掲載内容のメニューから検討していきました。
でも、問題はもうひとつ。
店長さん「初めて昨対売上を落としまして…、
絶対に落ちないと思っていたんですよ。
このままじゃマズイと思って久しぶりに販促をしようと思っているんですが…。」
気がやさしい店長さんなので社長に販促をしたいと言ったら
「お金を無駄使いするな!」とか「ちゃんと成果をだすんだろうな!」とか
社長から怒られるんじゃないかとか考えてしまい
実行に移せないでいたんです。
こういうケースはよくあるんですよね。
店長さんは私と話したことで気が楽になり
自信を持って媒体を選定しました。
(もちろん私もその媒体の担当者とお会いしそれぞれ選定前に打ち合わせさせてもらっています)
そして打ち出す企画づくりを、その媒体の営業マンと
店長さんと料理長さんと私とで打ち合わせをし
掲載する企画内容の大筋を決定しました。
これからの季節のメニュー内容については
実は社長さんの提案とは違っていたので
過去の実績や媒体の特性などを
社長に私からきちんと説明をさせて頂き内容のOKを頂きました。
費用が発生する掲載ですので申込の了承は店長さんから社長さんへ
確認作業をしてもらい申込完了。
私が大事にしていることは
全員が同じ目的意識で
全員が趣旨を理解し
全員参加で取り組んでいくといこと。
これさえしていれば飲食店は間違いなく成功します。
どんなに良い企画でも誰か一人でも乗り気でなければ失敗します。
例えば、料理長とのコミュニケーション不足で
料理長の理解が足りなければ
趣旨に100%沿ったお料理はでてこないし、
ホールスタッフさんの理解が足りなければ
お客様へのご案内もできないし
お客様からのお問い合わせや質問にも答えられないので
企画をやること自体がマイナスのPRとなることもありうるわけです。
また、もっと恐ろしいのは
これで企画が失敗するとスタッフたちの労働意欲が低下するということ。
ですから良いお店づくりは全員参加で
「よっしゃー!これなら絶対に大丈夫だー!!」と
自信を持って取り組むという中身にこだわってみて下さい。
その心がお客様に必ず伝わりますから
絶対に繁盛します!
現にこの店舗様は販促した月の昨対売上は80万円UPし
ちゃんと先月落とした分をカバーしました。