昨年偽装表示問題で休業に追い込まれた大阪市の料亭・船場吉兆本店が20年前から食べ残しを「使い回し」していたことが明らかになった。..........≪続きを読む≫
昨年から世間を震撼させている船場吉兆の事件。
正直言って「ありえない!」の一言です。
ちゃんとした料理人は衛生面に関してかなり細心の注意を払います。
なぜなら、食中毒を起こした瞬間=閉店だからです。
だから修行時代から身体に染み込むまで厳しく叩き込まれています。
実際、食中毒が発生すると保健所の調査が入り
一定期間の営業停止処分後、営業再開できます。
でも、食中毒を起こしたお店が営業を再開させたところで
お客様は戻ってはきませんから間もなく廃業となるケースがほとんどです。
昔の飲食業界は個人経営ばかりでしたが、
今は企業が増え利益追求が行き過ぎたり
巨大化し過ぎてしまい監督者の目が届かなくなったりして
食の安全性が問われる事が起きてきています。
ただ、こういった人の道に外れたことをしている店舗(企業)は
本当にごくわずかです。
でも、たった一人でもそういう事件を起こし他社も調べていくと
他の企業からも同じ問題がニュースにでてきたりするのも事実であり
飲食業界全体が疑われるのも無理もない話です。
これがきっかけとなり、
「これ使いまわしじゃないよねぇ。」なんて言葉が
モラルを守って営業しているお店様の店内でも聞こえたり、
天ぷら屋さんのカウンターで
「大将。天ぷらを二度揚げしてもバレないの?」なんて
寂しい会話が行われていたりするんでしょうね。
飲食業界にとって本当に悲しい出来事です。
飲食店の皆様はこれを機にもう一度ご自分の店舗の衛生管理を見直してみて下さい。
また、お客様は過剰に反応せずにどうかご自分の馴染みのお店を信じてあげて下さい。
ハンドシェイクも気をつけて飲食店サポート事業を行って参りたいと思います。