名古屋でゴルフショップしている原田です。
アプローチでどのクラブ使うかって話ですが・・・
私は52度と58度を入れています。
極一般的なセッテイングです。
普段プレーするグリーンのコンデションは
早くても10フィートくらいです。
平均的には8~9フィートくらいでしょう?
プロのトーナメントでは・・・
12フィートくらいになります。
今週開催されるマスターズでは・・・
13~14フィートの設定になるそうです。
解説者がそんなような数字を口にするかも
しれませんよ。
これは専用のスティンプメーターと言う計測器で
測ります。
そしてグリーン上でもうひとつ数値があります。
コンパクション
グリーンの硬さを示す数値です。
これも専用の器具を使い計測します。
これも同じような数値になります。
一般的にアマチュアがプレーするコンデションだと、
8~9くらいです。
ちょっと硬くすると10くらいです。
プロの試合は11~12くらいで、
マスターズは13~14くらいだそうです。
スティンプ=速さ
コンパクション=硬さ
どちらも10くらいまでは差ほど感じません。
ちょっと速いかな?ちょっと硬いかな?
そんな感じです。
ところが・・・
ここからの1ポイントがプレーに大きく
影響してきます。
例えば・・・
エッジまで10ヤードでピンまで更に10ヤード。
トータル20ヤードのアプローチを残したとします。
特に下りの傾斜でもなければ、、
普段のコンデションならピッチエンドランで攻めます。
52度を使ってグリーンエッジを狙います。
スピンを掛ける訳でもなく自然の力に任せます。
大よそピンそばで止まってくれます。
仮にこれをスティンプ10、コンパクション10とします。
もしスティンプ11、コンパクション11だったとしたら・・・
同じようにエッジにキャリーさせたとします。
おそらく4~5mオーバーしてしまいます。
楽にパーパットとはいかなくなります。
もしこれが・・・
スティンプ12、コンパクション12だったとします。
グリーンエッジにキャリーしたボールは・・・
10m以上は軽くオーバーしちゃうでしょう。。。
52度のピッチエンドランの選択肢が消えます。
58度のピッチショット。
しかもスピンの効いたキャリーボールのが、
ピンそばに寄ってくれる確率が高くなります。
プロがアプローチでサンドウェッジを使う理由が
ここにあります。
ライやピンポジやグリーンコンデションを考慮した上で、
打ち方を微妙に変えて打っています。
これには技術がいります。
我々のようなアマチュアはどうでしょう?
まず、グリーンのコンデションがプロとは違います。
58度で上げて止めるより、52度でランを出した方が・・・
リスクが少なくなりますよ。
だから私は52度をメインに使っています。
先週の試合で感じたことですが、
普段のコンデションのグリーンより少し硬かった。
練習グリーンでそれを読み取らないといけない。
ほんの少しで1~2mの誤差になってしまいます。
ちょうど良いと思ったアプローチが・・・
1m半くらいオーバーしていました。
途中で切り換えて対応しましたが、
1mのパットと1.5mでは確率が違って来ます。
この時期のアプローチで58度は神経使います。
ちょっとダフるとグリーンにも届きません。
どうしてもリスクの少ない打ち方を選択してしまいます。
しかし、
グリーンのコンデションが速く・硬くなればなるほど、
58度の使用頻度は上がって来ます。
まさかの備えに・・・
58度も練習しておかないとですね。。
ちなみに・・・
12フィートくらいのグリーンではプレーしたこと
あります。
上からのパットは触るだけ。
如何にピンに対して付ける位置が大事になるか。。
下りより上りのラインのが随分楽ですし、
スコアにも直結します。
1mの下りより2mの上りのがよっぽど楽です。
1mから3パットなんてのは、
正にそんなケースによくある話です。
なかなかプロ仕様のグリーンでプレーは
出来ませんが、
マスターズ観て疑似体験してみて下さい。
選ばれしトッププロが・・・
1mをコロコロ外すには・・・
それなりの訳があります。