名古屋でゴルフショップを経営している原田です。
今週、いよいよ全米オープンが始まります。
日本からは石川遼、谷口徹、藤田寛之、高山忠洋の
4選手が出場予定です。
開催コースはサンフランシスコのオリンピックゴルフクラブ
です。これまで4回開催されており、今回で5回目です。
ヤーデージは7170ヤードでパー70です。
最近のコースとしては長い方ではありません。
しかし、過去の優勝スコアを見ると、
前回大会の1998年に開催された時は、
リー・ジャンセンがイーブンパーでした。
その前の大会、1987年はスコット・シンプソン
が ―3で優勝しています。
昨年は、別のコースですが、ローリーマキロイが
―16で優勝しています。
この記録は全米オープンの最多アンダー記録になっています。
大会事務局は、4日間でパープレイなら優勝できるくらいの
コースセッテイングにするそうです。
一番難しいのがラフでしょう。
10cm~20cmあります。
トッププロでも出すのが精一杯です。
日本の高麗芝とは訳が違います。
おそらく、ティーショットでラフに入ったボールを
一旦、フェアウェイに出すシーンをよく目にするでしょう?
ティーショットではドライバーを使わないシーンを
よく目にするでしょう?
それとグリーンを硬く早くするでしょう?
スティンプメーターで12~13フィートくらいでしょうか?
ラフから打ったボールが、グリーン上にキャリーして
奥のラフに行ってしまうシーンをよく目にするでしょう?
もしこのコースセッテングで
一般アマチュアがプレーしたら・・・
1回ラフに入れる毎に1打罰みたいなもんです。
グリーン上では3パット・4パットの嵐です。
普段のパット数より10パット以上は増えるでしょう?
平均80くらいで回っている方なら・・・
100が切れれば上出来ではないでしょうか?
ともかくそんなセッティングになります。
マスターズのように綺麗なコースで
トッププロが攻めて行くゴルフを見るのも楽しい
ですが、
全米オープンのように、極限までコースセッテイングを
難しくして、トッププロが必死にパーを取るような
ゴルフを見るのも時には良いものです。
このコースの歴代優勝者を見ても、飛ばし屋が有利では
ないことは明らかです。
如何に正確なショットを打てるか?
グリーン上でどれだけ微妙なパターを入れれるか?
この二つが勝負の分かれ目になってくると思います。
先々週優勝しているタイガー・ウッズの調子が良ければ??
久しぶりのメジャー優勝が見れるかもしれません。