(共同通信配信の記事より)
『生後数カ月の乳児で、心臓の弁を支える筋が突然切れ、血液が逆流し心不全となる「乳児特発性僧帽弁腱索(けんさく)断裂」について、国立循環器病研究センター(大阪府)が実態調査し、臨床的な特徴などをまとめて20日、発表した。
同センターによると、健康な乳児でも風邪のような症状から突然起こり、肺炎と診断されて手遅れとなっているケースもあるとみられる。
小児科医の認知度も低く、注意を呼び掛けている。調査は世界初という。
この病気は日本人に多く欧米での報告はほとんどない。同センターは全国の医療機関約340施設を調査し、1995~2010年で88人を確認。
大半が初めは風邪の症状で病院にかかり、数時間から数日(2~3日)で顔面蒼白(そうはく)や重度の呼吸困難になるなど急速に悪化していた。
6人が死亡、25人が人工弁を付ける手術を受けた。脳に障害が残った乳児もいるという。 8割以上が生後4~6カ月の乳児で、春と夏の発症が多かった。この時期はウイルス性の心臓の感染症が多く、関連が疑われるという。免疫異常も原因の可能性がある。 白石公(しらいし・いさお)小児循環器部長は「風邪気味の赤ちゃんが突然血の気がなくなりぐったりしたら、この病気かもしれない。小児科医は心臓を調べてほしい」とした。結果は福岡市で開催中の日本小児科学会で22日に発表する。 』
カゼの症状もあなどってはいけないようです。
言葉を話せない赤ちゃんは泣く、表情、しぐさ、からだの動きなどで伝えようとしますよね。しっかり観察してあげて、ぐったりするなど少しでも怪しかったら、かかりつけの小児科に相談もしくは行ったほうが良さそうですね。
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