車椅子に乗っている夫と
4歳の優しい息子くんとの
日常を綴っています
はじめましての方は
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続きです。
コロナ禍の中で急遽決まった新婚生活。
一緒に暮らすことが決まってから
もちろん嬉しくてたまらなかったけれど、
私の1番の不安は、やっぱり24時間常に他人がいる、という生活に慣れることができるかどうか、ということでした。
今まで、りょーたくんと過ごすときは基本的には介助者さんがいることが当たり前で、それには慣れたけど、当時は月に3〜4日のこと。
りょーたくんと会えなくなるのは寂しいけど、
シェアハウスに帰ると自分のペースで生活できることに羽を伸ばしていたのも事実でした。
それが毎日ってなるとどうなるのかな。。そんな不安はありましたし、それをちゃんとりょーたくんにも伝えていました。
みんなが必死に頑張って生活の基盤をつくりあげた3ヶ月弱だったと思います。
そして介助者さんがいてくれて成り立っている我が家ですが、介助者さんがいることでの我慢もやっぱりあって。
新婚の私たちなので、、
出かけるときは行ってらっしゃいのちゅーをしたい
帰ってきてからおかえりのハグしたい
目が合ったらハグしたいときももちろんある。
触れたいときもある。
でもやっぱり介助者さんがいると遠慮してしまいます。
あとは小さなことをお願いするのもしづらい。
このあたりは説明が難しいのですが、、
例えばりょーたくんの介助者さんはりょーたくんの介助者なので、私が介助者さんに直接お願いすることはできません。
私はまずりょーたくんにお願いをして、りょーたくんが介助者さんに指示をします。
りょーたくんが近くにいるときはまだいいのですが寝室にいたりして、介助者さんが近くにいるとなんか言いづらかったり。。
会話ももちろん介助者さんがいるときは気を使うし。
(家の中でメールで会話すること、結構あります🤣)
小さな遠慮の積み重ね。
介助者さんにどう思われてるんだろう?という小さな不安。
そんな中でさらに私は
「仕事もやめたし、専業主婦なんだから子育てと家のことくらいちゃんとしなきゃ!」
って自分で自分に負荷をかけていました。
そんな私の心のうちを見抜いたりょーたくんに
「ひーちゃん、仕事という大義名分があったからとはいえ松江にいる時はもうちょっとテキトーにできてたんじゃない?
大義名分がなくなったとはいえ、もう少しテキトーにできないのはなんでかなって。」
「えっだって専業主婦だから、りょーたくん私たちのために働いてくれてるし、おうちのことくらいちゃんとしなきゃって思ってた・・・」
「専業主婦でもテキトーでいいんだよ。
しなきゃいけないことなんてない。
ごはんだって、毎回ちゃんとつくらなくていいんだよ。ふりかけごはんだけだっていいんだから。
頑張らなくていいの。おうちは休むところだから」
「ほんとに?専業主婦でも?」
「うん。ゆっくりしてほしい。
ずっと言ってるけど、ひーちゃんに家事やってもらうためにいてもらってるわけじゃないんだよ。
ひーちゃんには笑顔でいてほしいの。」
私は肩の力が抜けてまたほろっと。
私、環境が激変して、24時間生活空間に他人がいることに慣れるだけでも大変だったじゃん、
ってやっと自分がもう既にがんばってたことに気付きました。
りょーたくんと結婚したんだから、それを受け入れるのは当たり前、愚痴は言っちゃいけないって思っちゃってたんですね。
「頑張らなきゃ、役に立たなきゃ」
ずっと心の底にある感情。
そして今の社会でたくさんの人が抱えてる生きづらさの根底かなって思います。
そんな私にりょーたくんは
「そこにいるだけでいいんだよ」
そんな気持ちでいつもいてくれます。
もちろん日常は続いていくし、日々の家事も回していかなきゃおうちは保てないからするんだけど、
でもちゃんとやらないと思いながら過ごすのと、ぼちぼちでいいのさって思いながら過ごす毎日は違う。
洗濯回さない日があったって死なないし、
おかずが少なくたって死なない。
「そこにいる。ただそれだけでいい」
昔よりはずっとそう思えるけれど、心の底からそんな感覚で生きていくにはまだまだ時間がかかりそう。
だけどりょーたくんはそんな私をも受け止めてくれる。
そんな大きな愛情の中で
頑張らないことを頑張ってみようと思う。
ハイチーズ!
(息子くんが寝たあとの内緒のデザートタイム。
美味しかった😋)
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