私たちの暮らしの中での労りと、工夫と① | 車椅子のきみと、てくてく、わくわく。




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車椅子に乗っている彼との
日常を綴っていますおすましペガサスハート


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2月中は出張やお引越しの準備、3月に入ってからはお引越し、そして片付け…

そのまま大阪に出張に行き、私たちと合流したりょーたくん。

今までの3時間の通勤時間がなくなったとはいえお疲れ気味なのはわかっていました。

なので、私たちが帰ったあとに少しでも楽ができるように何品か作りおきをしましたナイフとフォーク流れ星


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えー?いつでも介助者いるのに、どうしてごはんをつくるのが大変なの?

こんなふうに思われるかもしれませんが

(昔の私だったら24時間ヘルパーさん?😳いいなぁーって思ってたと思う。笑)

りょーたくんたち自立生活を営んでいる障害者は、自分のしたいことは自分で伝えることが原則なのです。


私たちが普段何気なくやっていることすべてを介助者に指示して、やっていきます。

りょーたくんのお料理がどんな感じかというと



例えばお鍋をつくるときは…

りょーた「お鍋に水を200mlいれて」
(介助者がお鍋を出して、水を入れる)

りょーた「大根を厚さ5mlくらいで、いちょう切りにして、切ったらお鍋にいれて」

介助者「大根はどれくらい使いますか?」

りょーた「うーん、5cmくらいかな?」

介助者「(大根の位置を指しながら)ここくらい?」

りょーた「うん、それくらい」

介助者(切る)

介助者「終わりました」

「じゃあ次は人参を1/2本を同じように切って入れて」

「白菜は4枚を幅3cmくらいに切って入れてね」

「鶏肉が冷蔵庫にあるから出して」
(介助者が冷蔵庫の扉をあけて取り出す)

「一口大に切っていれて」
(介助者が切る)

「火をつけてー」
(介助者がコンロに火をつける)



こんな感じ

 私たちが普段黙々とやっていることを、ひとつひとつ指示をしながらやっていくのです。


普段介助者もする私は、
介助者として、なるべく当事者の描くかたちに近付けるように何度も何度も確認します。

特に人によっては形や硬さによって飲み込めなくなって、せっかくつくったのに食べれない…ということもあります。

なので、先走ってはいけないし、このコミュニケーションはとても大事です。

人によってこだわるところは違うから、みんながそうしている…とは限らないのですが、
普段介助をしながら、すべてを言葉にして伝えるって大変だよなぁ。。。と思っています。


だからそこは介助者目線でりょーたくんの負担が少しでも少なくなればいいなぁと工夫しています。

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今回は片付けもあり、私の滞在期間でしてあげられることは、

ごはんのときは多めに料理をして冷凍保存すること、

それから純粋に作りおきをすることで、

温めるだけ、ひと手間加えるだけでごはんができるようにしてみました(*´ `*)



ニラが好きだけど、噛みきれないりょーたくんのためにフードプロセッサーでペーストにしてひき肉や野菜と合わせてつくったニラ餃子乙女のトキメキ


 30個作って、残りのタネはスープにいれてニラ団子スープにしたり、

ブラウニーももうワンホール焼きましたおすましペガサスピンクハート



作りおきしたものを情報共有流れ星




りょーたくんはとても喜んでくれました照れピンクハート


最近は、私が持っていた調理器具を使って、レシピを一緒に見て(2冊あるから)、
今日つくるものを決めたり、レシピを共有したり、
困った時にはテレビ電話をしながらりょーたくんは料理をつくっています*°

つくったら写真を送ってくれるから楽しいし、

りょーたくんが食に興味を持ってくれて、とっても嬉しい私です。



ある日のりょーたくんのお弁当、「キーマカレー持っていくー」といって介助者が冷凍庫にあったキーマカレーとごはんをカバンに詰めて、

いざお昼ご飯の時間に回答してかけたら…

なんか色がおかしいな?と思いつつ食べたら…かぼちゃのポタージュだったらしく笑い泣き


りょーたくんは白ご飯にかぼちゃペーストをかけて食べたと…笑い泣き



今度からは、タッパーにマスキングテープでわかるように書いておかなきゃなーと思った私でした笑い泣き乙女のトキメキ


私もまた、失敗を繰り返しながら、りょーたくんとの生活を楽しみたいなぁと思います乙女のトキメキ



りょーたくんのしている自立生活について書いた過去記事を貼っておきます。






失敗もきみといると笑い話になっちゃう爆笑