元旦那さんのこと④ | 車椅子のきみと、てくてく、わくわく。




続きです。



「私も、本当の気持ちでは頼らなくていいならそれが1番いいなぁって思う。
本来の面会の形がいいなぁって思うよ。
れんくんと、元旦那さんだけが泊まりがけで過ごすんじゃなくて、私も一緒に食事するだけ、とかね。
面会は、裁判所でもきちんと機会を設けるようにって言われてるしね。」


「まぁでも面会って、再婚しない前提じゃないのかなぁ。」


「あーそうか、、😳確かに。
裁判所のビデオも母子家庭の様子しか映ってなかった!そうか。みんな再婚したあとってやっぱり会わせないのかな?」


「そういう人が多いのかもしれないねぇ。
俺もわからないけど。。」


「元旦那さんはね、離婚するときは面会は希望しなかったの。お父さんって呼ばれる資格がないからって。いつか、れんが大人になって会いたいって言ったときには会ってもいいけどって言われてね。
私は、そのときは、会ってもいない人に会いたいって感情になるのかなとか、もしかしたら私に気を使ってお父さんに会いたいって言い出せないんじゃないかと思ってたの。
それもあったなぁ。。」


「うんうん。
そうだね〜将来的にはれんくんがねー、ひーちゃんが出張のときに俺とお留守番できるようになったらいいね。


「そうだね、それは理想だね。
やっぱりれんくんが大人になって会いたいって言ったときに会わせるほうがいいかなぁ?」


「それはもう俺も行ってこいって送り出せる」


「そっか〜そしたら、れんくんにいつ本当のことを伝えるかとか、考えることはいっぱいあるね。」


「そうだね〜。ひとつひとつ考えていこうね、ひーちゃん。」


「うん。りょーたくんの気持ちもわかったよ。
ここまで待っていてくれてありがとう。
出張のときの預け先は、、すぐすぐ状況を変えることはできないと思う。そこは理解してほしいかな。
でも他にも方法がないか色々考えてみるし、将来的にはりょーたくんとれんくんがお留守番できるようにしていこうね。」


「うん、それはわかったよ。
でも話してくれてありがとう、ひーちゃん。」


「こちらこそありがとう。りょーたくん。
おやすみなさい。」



そう言って電話を切ったのでした。



続く。