父が亡くなってから、10日。
仲が悪かったとはいえ、
彼の存在は私にとって大きなものでした。
先日、
いつものようにスーパーで買い物をしていると、
あるスタッフの男性が目に入りました。
その人は、背中が丸く、ハゲていて、
さえない感じで
けど
まるで父がそこにいるかのように見えました。
その瞬間、
涙が自然と溢れてきて止まりませんでした。
思い返せば、父との関係は決して
良好ではありませんでした。
でも、どんなに仲が悪くても、
生きていてくれるだけでよかったんだと、
その時改めて気付きました。
もう、二度と会えないんだなと実感した時の
寂しさは言葉に尽くせません。
あのスーパーで見かけた男性が、
私に父のことを思い出させるきっかけを
与えてくれました。
彼との時間は決して戻っては来ませんが、
彼のことを忘れずに、
自分の中に生き続けさせていきたいです。