「農業の里」のコーナー
今回は、多摩市落川にある家庭菜園(市民農園)に行ってきました。
この日は連日の雨が止み、久しぶりに晴れてポカポカ陽気。気持ちの良い日でした。
午前9時半頃に行くと、5,6人の市民が農作業に打ち込んでいました。
--- 放送ではインタビューが流れます ---
みなさん、気持ちよくインタビューに応えてくださいました
そして何より家庭菜園を楽しんでいました。
この家庭菜園は地元農家から農地をお借りして開設しています。
1区画あたり20平方メートルで落川家庭菜園には現在64区画ほどあります。
みなさんのキャリアは様々で、最高では20年ほどもキャリアのある方がいましたよ
家庭菜園と聞くと、なんとなくやってみたら野菜ができる、というイメージがありませんか。
そんなことはありません
全てを自分でやらなきゃいけないんです
例えば、年間を通じて耕作し続けないと、土が固くなってしまったり、雑草が増え続けたり、また次に耕作する時の手間が増えてしまいます。
夏野菜ならほぼ毎日、冬野菜なら週に2~3回は畑に出て作業をします。
それでも今年はトマトが病気にかかり、あまり収穫できなかったという話もありました
もちろんゴミ処理なども自分で行い持ち帰らなければいけません。
本当に大変です
それにも関わらず
・大変だけど楽しい
・健康に良い
・畑のお友達ができてコミュニケーションの機会が増えた
・自分の手で作るから安心して食せる
と声を揃えて言っていました
「畑のお友達」エピソードも聞きました
家庭菜園で一緒に畑をやってる人たちは、家も近所だから道端でばったり会うことがあるみたい。
すれ違いざまに「こんにちは~」って挨拶をしますよね。
すると、一緒にいる人から「あれは誰?」って聞かれて困ってしまうよう。
だって普段は畑で顔を合わせてるから、すっかり知り合いになってしまって、それまで名前を聞いてないことに気付かなかったって。
だから、「何番の畑の人」って説明するしかない。
な~んて、笑いながら話してくれました。
ここの家庭菜園は一人ひとり、自分の区画は持っているけど、協力し合ってみんなで作ってる畑なんだ、と感じました。
種を分け合ったり、苗を分け合ったり、知恵を出し合って、教えあって、立派な農作物を育てていました。
まるで青空コミュニティセンター。
みなさん明るく素敵な顔をしていて羨ましくなりました。
農地を貸してくれている農家の方にも感謝ですね