出会った伝統工芸がありました。
亀甲織。
去年も南部のほうに行ってるんだけど、
南部菱刺しは、こぎん刺しほど盛んでもないのか、
または、ガンガン活動している若手作家さんがいないのか?
あまり、お土産屋さんでもお目にかかれないです。
南部裂き織はけっこう見かけるんですけどね。
で、初めてみたやつ。
見てください、これ
向こう側、透けてますね。
横糸を軸にして、縦糸を絡ませながら編んで行くことで、
こんなに美しい亀甲模様が出るんだそうです。
お世話になっているお蕎麦屋さんの女将さんに、ストールピン。
実母にはストラップ(ネックレスに加工しなおすとか言ってたけど)。
そして、自分用に、このしおりを買いました。
なんでも、数年前に、
50年ぶりに技術をひもとき、復興させたんだそうです。
美しさもさながら、
その根性に、脱帽です。
そして、感謝です。
伝統工芸をやっていなかったら、今まで目にも留めていなかった工芸品です。
あと、写真ないんですけど、
南部鉄を薄く薄く、たたいて伸ばして、アクセサリーに加工したものがありました。
鉄のモース硬度は、4。
ガラスが5、クリスタルが6くらい?
ちなみに差し歯が7です。
そう考えたら、軟らかいほうだとは思うけど、こんなに薄くなるんだなぁ…
大好きな人たちへのおみやげに、いくつか買ってきてみました。
さて、タイトルに書いた「津軽塗」のお話に移りましょう。
まぁ、とりたてて、すごいことは書かないんですけど、
今、津軽塗の物体とこぎん刺しのコラボを考えています。
唐塗とななこで、ちょこっと資材を仕入れてきましたので、
近日中にお知らせできると思います。
伝統工芸を、亡き者には、させない。
必死で技法をひた隠すモンなの?
違うだろ、受け継いでいくモンなんだろ?
そのためにみんな、いろいろやってくれてんじゃん。
あたしには、
「伝統」
とかいうやつの、どこがいいのかわからないし、
スゲエって思ったってそれは自分のひとつの感性の中の出来事。
古臭いものは、嫌い。
だって、怨念を感じるから。
だけど、「これって新しいね」って言われるの、嫌い。
だって、古い物なんだから。
ゴキゲン斜めのワケとか、いつも、わかんないみたいに、
ゴキゲン斜めになってもいつも、戻ってるみたいに、
しましま模様の靴下が好き
お天気よりも嵐が好き
猫の瞳は紫が好き
粉からできるソーダが好き
真夏の夜の白い蝶々も、ハチミツつけたパンも好き。
マシュマロみたいの嫌い。
甘いお薬もイチゴのつぶつぶも嫌い。
好きか嫌いかなんて、人それぞれでさ、
その人にしかわかんないんだから、
それぞれ、自分の好きなことを表現したらよくなーい?
これはあれじゃないよとか、
こうしたらダメなんだよとか、
あたしはあんまり、わかんないよ。
あ、旅行記は明日の朝7時過ぎから4部作でUPされまーす☆