おはようございます。
久しぶりに読み聞かせのお話です
11月、12月は家庭科補佐で
ミシンを教えていた学年だったこともあり
こちらの話を読みました。
今月も同じ5年生が担当だったのですが
ちょっと気になる絵本を見つけたので
急遽変更して、コチラ↓を読みました。
この絵本の作者、前田海音さんは
今現在、小学6年生だったかと思います。
この絵本は、前田海音さんが小学3年生の時に書いた作文が元になってます。
当時、ノンフィクション文学賞大賞に選ばれ
出版社から「絵本にしませんか?」と声を掛け
作文を読んで感銘を受けた絵本作家はたこうしろうさんの後押しもあり
海音さんが5年生になった2020年
コロナ禍の中、絵本に仕上げる作業を行い
2021年に出版されました。
絵本の内容は、とても小学生とは思えない
素晴らしい文章に囲まれてました。
はたこうしろうさんの素敵な絵も
お話に良くマッチしています。
病院のベッドにあるオーバーテーブルの裏に
かつて同じベッドで病気と闘った子供たちの叫びが
びっしりと書かれていた「らくがき」
この言葉を、色んな人に伝えたいと思い
絵本と言う形にしたそうです。
修学旅行に行けない
学校に行けない
当たり前の事を当たり前のように出来る事への憧れ
当たり前の事が出来る事の喜び・感謝
コロナ禍で行動制限がかかり
様々なイベントが中止され
新しい生活様式の日常が始まった境界線を経験した
小学生高学年なら
前田海音さんの伝えたいことが理解出来るのでは?と思い
この本を選びました。
ゆっくり読んで約15分と
少し長めのお話ですが
小学5年生の生徒さん達みんな
しっかりと本を見つめ
じっくり聞いてくれていました。
担任の先生も絵本に釘付けになって
「みんなと同じ5年生の子が書いたんだって。
ただ、病気で可哀想って話じゃないのはわかるよね。
みんなは、もう、自分に置き換えることが出来る年齢だ。
海音さんが伝えたかった事を
自分なりに受け止めて
毎日の生活を大切に過ごそうね」
熱血系担任ということもあり
ちょっと熱めに語ってました(笑)
この先生、次男の元担任でもあります
昔から熱い男だったなー(笑)
来月からは6年生担当です。
卒業に向けた絵本にする予定です。
さて、何にしましょうかね