鶴子ワッペンにトライするっ! Σ(゚Д゚;エーッ! | HANDLERのブログ

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みなさんこんにちはHandlerです。


先日紅茶スタンドのナイトマーケットに出掛けさせていただいて、なんと作家さんを

交えて打ち上げに参加させていただきましたよ!

にぼふじって話題になっているラーメンなんだけど、遅れて到着した僕はどれを頼んで

よいのか迷い、にぼふじを頼まず中華を頼んだ。(・∀・)

出てきたラーメンはあの細麺…(´ε`;)ウーン…

僕は苦手の替え玉のあの麺でしたあーん_| ̄|○

聞けばよかったなぁ…

にぼふじラーメンは太麺で、見るからに美味そうっ!( ;∀;)

次は絶対ににぼふじを頼むぞ!ε=ε=ε=┌。゚(゚´Д`゚)゚。┘




表題の鶴子ワッペンにトライするっ!です。


鶴子さんへのGiftなので気が楽って言えば楽なのですが、

僕の仕事柄ほとんど挑戦したことのない…




『写実的なイメージ』にトライです。




写実的とはリアリスティック、グラフィカリーと言うから、出来るだけ写真のように

オリジナルな印象を表現することになります。

まず僕が用いる方法は、オリジナルの写真などから図案を取ること。

僕はadobeイラストレーターを使ってほとんどの図案を作成します。

大本がリアルな写真なので、図案はより正確なものが造れます。

目の大きさや間隔など、オリジナルの特徴を外さないので、できるだけ刺しゅうによる誤差

を小さくすることができます。



だがそこはチェーン刺しゅうやシニール刺しゅうのことです。

基本は小さな輪っかで表現するわけですから、自ずと再現性は薄まります…

刺しゅうで模写するのはなかなか骨が折れます。

ちなみにハンドルミシンを体験してみた人はわかるかもしれないけれど、基本チェーンは

狙った刺しゅうラインの両側に丸く輪っかが出来るので、基本的にラインが想定より

太くなる。

図案はその計算も入れなければならないので、太るであろう線が隣りのラインに干渉

しないように線を引きます。

これは写実的でなくても同様です。


図案も手間がかかるのだ。(`・ω・´)

シニール刺しゅうはいきなりモコモコを刺しゅうするのではなくて、まずチェーンを刺しゅう

します。

イラストレーターで作った図案は、色塗りして大まかな配色分けをしておきます。

これで何処に何色があって、一度に刺しゅうするか同じ色でも分けて後で刺しゅうするなど、

おおかたの道筋を見ます。

写実的=ぼかしを利用することになるのですが、色塗り図案では図案の手間を減らすため、

影やハイライトなどは省略します。

ボカシ具合は写真のカラーコピーを参照します。

ボカシは色のトーンを少しずつ変えて、グラデーション効果を利用します。


問題は毛糸の色数の少なさ……ヽ(´Д`;)ノアゥ...

中間色がなくて急に色のトーンが落ちるなど、とても残念なケースはもうこの際仕方がない。


おでこのしわは、鶴子さんの表情を再現するのに印象的な要素なんです。

アナトミースカルプディングを理解したら、もっと高みに行ける気がします。

そこにしわや光が当たることでその人の顔だちが鮮明になるのが理解できているのと、

そうでないのとで恐らく似てる似てないがだいぶ決まってくるのだと思います。



でも本当はもっと馴染ませるつもりでいたんです。

鶴子さんのおでこにこんな『しわはありません』ので。

ここ重要でございます!:(;゙゚'ω゚'):

色が無いんです…この数本の為に糸を仕入れるのは簡単な事なんですが…


チェーンを色分けにならってどんどん刺しゅうしてゆきます。

チェーンは刺しゅうの形を決めるラインとなるので、第二のポイントです。


ミシンの設定を替え針を替えシニールを刺しゅうします。

モコモコのループは不安定なので、先に刺しゅうしたループを倒さないように。

刺しゅうの『打ち込み過ぎや打ち込み不足』で、折角図案をトレースした正確なチェーンも、

これで台無しになります。

シニールの一番のキモです。浮いているので少しなびいてしまうと線が太くなるし、打ち込み

過ぎると開いていたループも押しつぶされ、細いラインになってしまいます。

この加減がシニールの重要なポイントです。

もっとあれこれやりたい衝動がさざ波のように…(;´Д`)

僕の今あるテクニックと限られた時間で出来る最高がこれでした。



まだまだ下手だけど『すげーたのしいっ!!!』



刺しゅうフェルトをカットして、台付けをします。

タグもつける。

赤杢の2mm台はとても品がいいね。杢好きだからかな?

完成です。


普段はイラスト物ばかりで、初めての試みだった作品です。


あえてあとがきするのなら白状しますが、僕の未熟さは鶴子さんのキャラクター力と、

鶴の被り物。これにすべておんぶしていただきました。

被っていない鶴子さんを僕が刺繍しても、なかなか評価はしていただけないかと思います。

模写の大変さを今回味わいました。


いい勉強になりました。

テスト的に造ってはいますが、鶴子さんにはアポイントのアナウンスを差し上げてから

造ったので、かなりシリアスな作業でしたよ。




紅茶スタンドナイトマーケットVol004の模様はまたの機会に(^ω^)


それではまた次回