伊勢崎銘仙 TERUKO TAKAGI MEISEN WORLD | HANDLERのブログ

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みなさんこんにちはHanlderです。


クラシックカーフェスティバルを終えてその後、「犬のワッペン」の

制作に入ってほんわかしてますと、その後別の商品のデリバリートラブル発生…( ´゚д゚`)エー

って予測していたことなんですけどね。

力ボタン付きのコートが間にあわない騒ぎで、ピーコートは10個、チュニックは5個の

力ボタン付きの内職……これ間に合うのか!?

しかもリネンクルミのハトメが割れていて、糸が引っ掛かって切れる…ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

根巻きが恐ろしいです…朝から晩までボタンつけです。ヽ(´Д`;)ノアゥ...



表題の伊勢崎銘仙 TERUKO TAKAGI MEISEN WORLDです。


いせさき燈華会でお馴染みの旧時報鐘楼。



明治大正のころの塗装って、ペール調のカラーリングが多く見られる。


今日はこちら。伊勢崎明治館です!

いせさき燈華会ではJINJAZZのあとの見学で閉館間際だったので、今日は堪能するぞ(゚∀゚)


なにやらホワイトボードで講義。

こちらは本日の講師でいらっしゃるファッションデザイナーの高木照子先生。

小物を使ったアクセントや色の組み合わせ、スカーフの使い方など日ごろのコーディネート

をより魅力的に魅せる方法をアドバイスされます。


こちらはピンワークされた伊勢崎銘仙です。

もちろん高木照子先生の技が光ります。ピンワークという手法は針で止める方法で

仕立てているので、ばらせば元の1反の反物に戻ります。

つまり裁断縫製がされていないんですね。


卍柄ってこんなにお洒落なのか…

卍と言えばお寺。どちらかといえば重いイメージ。

でもこの銘仙はデザインがみごとに昇華されているね。


銘仙は織物なのです。友禅のような絵つけではなく、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)

を交互に組み合わせる織物ですが、銘仙は、経糸の色と緯糸の色を故意的にずらすことで、

ぼかしを表現します。

これが「絣:かすり」です。

綺麗だよね。女性のためにある。羨ましいね。(´∀`)

こちらは矢羽根柄。僕の好きな模様でもある。


明治館には高木照子先生コーディネートの伊勢崎銘仙があちこちに展示されています。

伊勢崎銘仙と一言でいってもたくさんの個性がある。


いやほんと。

シックなものから大柄なモチーフがあったり、色々なバリエーションがあるんです。

派手なのはちょっと…という人もいるよね。

いやいや伊勢崎銘仙といえばでかいやつがド━(゚Д゚)━ン!!となきゃね(゚∀゚)ノって人も

いるでしょ?


これが今伊勢崎銘仙がトレンドといわれる最大のポイントだと思います。

色の使い方や柄の配置からすべて今着ても自然なんです。

裏地にこのグリーンを使っちゃうとか、もうしびれます!
これは捺染だけれど、銘仙なのかな?

いつか聞いてみよう。帯地なんですがどうも刺繍がされているとそっちに目が

いってしまいます。(・д・)ジーッ

これは金糸のコマ縫い。手刺繍です。コマ縫いというのは太い糸(ここでは金糸)を

帯地の上に置き、細糸で止めつける手法です。

独特な凹凸感を表現できます。着物には古くから使われているスキルですね。

これ、近代のコンピューターミシンでも作ることが可能。

まぁ見る人がみると違いが分かるんだけれど。やっぱり手刺繍はいい味出てます。


で、コーディネート術の方ですけど、こちらはとても楽しい和やかな感じでした。

お話が上手ですっと入ってくる感じ。

今日は動画を撮って後で聴きなおそうと思っていたので、近日youtubeにアップしますね。

場所を同じくしてランウェイありのファッションショーです。

洋服のコーディネートがピックアップされていたので、みなさん現実的?

銘仙との合わせがみられるかな?と思って出かけちゃったので、ちょっと残念。


世代を固定せずドレスコードも色々だったので、見ていて楽しかったな。(´∀`)



家具や柱ひとつがいい。

あぁこういう家に住んだことは無いけど、僕の世代ではぎりぎり懐かしさを感じる。



そういう空間に身を置くのが最近とても落ち着きます。

こういう廊下知らないですか?

冬寒いんだけどね(;´∀`)

暑いね~寒いね…っていう記憶が、人生を豊かにするって僕は思うんですよ。


空調完備はこの時代必須なんだけど、辛い記憶だって何年かすると「あぁ懐かしいね」って

話ができる。


僕にとっては服も刺しゅうもそう。

楽しい午後でした。見事に男の来場者は僕一人でしたけど(;・∀・)

そう、なんで伊勢崎銘仙の話題を?

って話だけれど、ひとつはすごい文化が地元にあるのに、何も知らないから。

それともう一つは島村勧業会社蚕種の章で絹糸を触ってから、体の中の何かのスイッチが

ON!になったのです。これ口では良く説明できない生理現象でした。

絹糸って生命なんだって思うんですよね。

僕の仕事では人絹といって、人口の絹と書いてレーヨンがあります。

普段はこのレーヨンばかり。まぁそれはいいとして、もっと絹に触れたい欲求がこう…

メラメラと…

伊勢崎銘仙と僕の刺繍は融合できないか!?

そう考える様になったんですね。そんなわけで今色々伊勢崎銘仙について勉強中です。

恥ずかしながら何にも知らないんです…

もっと色々吸収したい。

ね、この女性の銘仙の柄!ギンガムチェックのクローバーですよ!!

すっごく可愛いよね。これアンティーク銘仙だったのだろうか…席がお隣だったのに

恥ずかしくて聞けなかった(;´Д`)

しかしファッションにおいては、女性は得だなって思う。



それではまた次回
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