いやいや暑いくらいですね。
群馬の桜開花は3月の末と言われているそうなので、納得と言えば納得ですが。
長袖商品を抱えている今、この陽気は危険です……
もう少し肌寒い季節が続いてもらわないと…
かといって半袖の準備が先送りでもまた困るか。
何より頂いているお仕事は急げばよいのか。解決。
さて、今回はとてもとてもレアなマシーンのご紹介

意外に知られていないミシンです。
というか知られるはずもないミシン。
フルブラックボディーな武骨な奴です。硬派な雰囲気プンプンで、初見の時はもう震えましたよ

恥ずかしながら僕はこのミシンの存在を知らなかったのです。
いや厳密には知っていたけれども、『ハンドル付き』なんて聞いたことなかった。
僕の知っているミシンは比較的新しいもので、ピンポイントミシンと呼ばれているミシンでした。
その柄はなんてことない直線ステッチなのですが、本縫いミシンと同じ送り歯で生地を移動させるため、極度のカーブが縫えない代物でした。いいとこ放物線と呼ぶ程度の曲げだけです。
そもそも不勉強な僕はお客様からお預かりしたヴィンテージから、この刺繍ミシンの存在を疑いました。
ぐるりと一周で刺繍された横ピンポイント刺繍。
これは驚きでした。ほんと。直線しか縫えないはずだったステッチが、ぐるぐると……
いい味出てますでしょ!!??手刺繍感満載です。
ジャカード刺繍では絶対に出せない針足です。これがこのピンポイントの良さなんです。
刺繍と刺繍のつながりが表に出ない。簡単なことなんだけどとってもすごいこと。
カフスに刺繍しています。
これも後程ご紹介いたします。
刺繍する際は裏側を見ながら刺繍します。黒いラインが刺繍ラインです。
面白いでしょ、片側本縫いで片側チェーンです。
その名はCORNELY148(コーネリー148)です。
歴史あるミシンなのは次回大演説したいと思います。
当時日本に入ってきた台数が10台程だということと、現存して稼働できるマシーンを引くと、その貴重さを感じていただけると思います。
1874にアメリカのPATに申請されています。
139歳とは言わずとも、改良などのマイナーチェンジもなく1代没の様です。
そう考えると139年経っているといっても過言ではないのですね。
また次回に。