ちいさな天使 | In My Life ☆幸せのカタチ☆

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2009年5月、私達のもとにやってきた赤ちゃんは17週でお空にかえってしまいました。コウノトリを待ちわびながら日々の思いを綴っていきたいと思います。

バタバタとお産の後片付けが終わった。

泣き崩れるでもなく、しばらくしてダンナと遅めの昼食をとった。
こんな時なのにお腹が空くなんて自分は薄情なのかな。。。

全てが終わった今、辛く悲しい経験だったけど、ちょっと時間が経てば、このまま妊娠する前の普通の生活に戻れるんじゃないか....
という気すらしてた。


助産師さんが様子を見に来てくれた。

『赤ちゃん、もう会えますよ。今から会いますか?』
と言っている。

これが悲しいお産だったという現実に引き戻された。

まだ、心の準備が出来ていない。。。

いったい、17週の赤ちゃんはどういう状態なんだろう?
エコー写真では2頭身の【起上がりこぼし】のようだった。
さっきのお産で赤ちゃんの身体が傷ついたりしてないのかな...。
苦しそうな顔してたらどうしよう...。
こわいよ。

何よりそんな小さな赤ちゃんと対面して自分が取り乱してしまうのが怖かった。

新生児の幸せな面会と自分の悲しい面会が鉢合わせになるなんて耐えられなかったので、病棟の面会時間が終わった後に会わせてもらう事にした。


その後も助産師さんは様子を見に来る度に、

『赤ちゃん、きれいなお顔してましたよ。お母さんが上手に産んであげたら、ほんとにきれいだったよ。』と、勇気づけてくれてるようだった。


病棟の面会時間が終わり、助産師さんが赤ちゃんを連れて来てくれ部屋の外でダンナが受け取った。

『男の子』とダンナが嬉しそうに青いチェックの小さな箱を抱えて入って来た。

その姿が一層わたしを悲しくさせた。

ごめんね。ごめんね。ごめんなさい。と、大声で泣きながら
小さな箱の蓋をおそるおそる開けた。

こんな小さな赤ちゃんを目にするのは、産科の医師、助産師か
悲しいお産の経験者ぐらいだろう。
あまりに小さく、未熟で、触れるのも憚られる。
でも、小さいながらも驚く程立派に成長していた。
まさにこの世に生を受ける為の過程の姿であり神々しかった。
どんなに医学が進んでも人間が手出しのできない、これはやっぱり神様の領域なのかもしれない。

最初は涙で視界がかすんでいたが、いつの間にか泣くのをやめそのちいさな姿に見入っていた。
よく視ると、鼻が高く赤ちゃんなのに彫りの深い顔立ち、甲の高い大きな足はダンナに似ていてまるでダンナのミニチュアみたいだと笑ってしまった。

悲しいけどなんだか幸せな時間。

初めて実感できた。
今、目の前に確かに存在している自分たちの子供。

この姿を見せる為に、この子はここまで頑張ってくれたのかな。

そのちいさな姿は私達に何かを語りかけてるようだった。


この瞬間から、
今回の経験はただ辛く悲しいだけのものではなくなった。

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