今回は「ペリクリーズ」というシェイクスピアの作品。
日本でもあまり上演機会のないものですね。
航海の荒波に人生そのものを翻弄されるペリクリーズ。
航海(人生)半ば、洋上で妻を失い、娘も亡くした彼を
再生させたのも船の上での死んだはずの娘マリーナとの再会。
そして、妻タイーサとも・・・・。
ドナウ川が流れるブルガリア~ハンガリー~オーストリア、
そして、ルーマニアを旅役者として回る我々になぞらえて演出したのは
英国RADA(王立演劇学校)の元校長ニコラス・バーター氏。

2カ国目のブルガリアで訪れたソフィア郊外ヴィトシャ山中腹にあるボヤナ教会は
厳粛な雰囲気の漂う、それでいて包み込んでくれるようなところでした。
静かな森の中にひっそりたたずむその姿は
「薔薇の名前」(ウンベルト・エーコ)に描かれたカトリック修道院の
イメージをそのまま小さくしたもののように感じられました。