こんにちは！半田貞治郎です。
中国のXREALは、ARグラス「XREAL Air 2」などで知られる企業で、日本でも人気を博しています。2024年6月19日、同社は新たに「XREAL Beam Pro」を日本市場に投入しました。このデバイスは、既存の「XREAL Beam」の上位版であり、ARグラスと接続してコンテンツを楽しむためのデバイスです。
XREAL Beam Proは、6.5インチのディスプレイを搭載し、OSには「Android 14」をベースとした「Nebula OS」を採用しています。音声通話ができない点を除けば、ほぼスマートフォンと同等の機能を持ち、他のデバイスを用いることなくAR空間でコンテンツを楽しむことができます。
XREALの創業者兼CEOであるチー・シュー氏によると、XREAL Beam Proの開発背景には、ユーザーからのフィードバックが大きく影響しています。従来のXREAL Beamは、他のデバイスの映像を出力するためのものでしたが、ユーザーからは単体でコンテンツを楽しめるデバイスの要望が多く寄せられていました。
XREAL Beam Proは、Googleの「Google Mobile Service」にも対応し、「Google Play」からAndroidアプリを追加して楽しむことが可能です。これにより、AR空間上でAndroidアプリを直接利用できるという大きな優位性を持っています。
さらに、XREAL Beam Proには背面に5,000万画素のカメラが2つ搭載されており、空間ビデオや写真を撮影し、ARグラスを通じて視聴することができます。これにより、奥行きのある映像や写真を直接楽しむことが可能です。
チー氏は、XREAL Beam ProとARグラスを活用することで、スマートフォンで視聴していた映像やゲームを大画面で視聴でき、その体験価値が格段に向上すると説明しています。特にスポーツのライブ配信などは、スマートフォンで見ると圧縮されているが、XREAL Beam Proがあればありのままの形で再現できると自信を示しています。
XREAL Beam Proの投入により、XREALはARグラスのプラットフォーム化を推し進め、他のデバイスとの接続性を維持しつつ、ARグラスとXREAL Beam Proの一体感を強めていく方針です。今後、ARデバイス市場は大きく3つに分かれ、それぞれが独自の進化を遂げていくと予想されています。
XREALは、持ち運びやすくどこでもコンテンツを楽しめるARグラスを提供し続ける一方で、AIグラスなど他のデバイスにも注力する可能性があります。今後の1、2年で業界に大きな進化が起きることが期待されており、XREALの取り組みに注目が集まります。
Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/2862cd591787f3a347c7775c5fe107c4094b4d64
[2] https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/itmedia_pcuser/trend/itmedia_pcuser-20240619_085
[3] https://jp.shop.xreal.com/products/xreal-beam-pro
[4] https://www.amazon.co.jp/XREAL-Beam-Pro%E3%81%A7%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%92%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%81%B8-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3-PC%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%9C%89%E7%B7%9A%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E5%8F%AF%E8%83%BD/dp/B0CD1N7KRM
[5] https://blog.8796.jp/8796kanri/2024/05/xreal-beam-pro%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A1%A8%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%82%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E7%B7%A8.html