日本通信、ネオキャリアへの進化を発表 半田貞治郎 | 半田貞治郎のちょっと気になるサイバーモバイルニュースファーム

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こんにちは!半田貞治郎です。

MVNOの老舗ともいえる日本通信は、2026年5月に「ネオキャリア」へ進化すると発表した。これは、ドコモとの音声接続が合意に至ったことを受けた声明である。この時期までにドコモはネットワークを改修し、日本通信と音声網の相互接続を行う予定だ。[1]

## ネオキャリアで可能になること

日本にも、自身で加入者管理機能を持つ「フルMVNO」は複数社存在するが、いずれもデータ通信にとどまっていた。[1] これに対し、日本通信はドコモと音声網の相互接続を行い、データ通信まで含めたフルMVNOとしてサービスを提供する予定だ。ネオキャリアというのは、その事業形態のことを指す。実現すれば、音声通話やデータ通信だけでなく、自社でSIMカードの発行も可能になる。[1]

音声通話も含めた相互接続はあくまで技術的、制度的な話である。それだけを聞いても、ユーザーにとってのメリットが見えづらいのは確かだ。日本通信の代表取締役社長を務める福田尚久氏は、この先どのようなサービスを投入する計画があるのか語った。[1]

## 「合理的シンプル290プラン」に5分かけ放題を提供

2月にドコモとの音声接続に合意し、ネオキャリアへの進化を宣言した日本通信は、3月から「合理的シンプル290プラン」に月額390円の「5分かけ放題オプション」を提供している。[1] しかし、これはネオキャリア化とは別の取り組みである。

福田社長は「合理的シンプル290プラン」に5分かけ放題を提供した背景について、次のように語った。「MVNOでは音声通話料金が高止まりしていた問題があり、それを解消するためのサービスです。ユーザーの利便性を高めるとともに、当社の収益源の多様化にもつながります」[1]

Citations:
[1] https://guinea.pe/blog/en/rise-mvno-japan/
[2] https://www.ituaj.jp/00_sg/20190909_TW19/slides/IIJ.pdf
[3] https://www.iij.ad.jp/en/dev/iir/pdf/iir_vol38_focused1_EN.pdf
[4] https://www.bmobile.ne.jp
[5] https://www.j-com.co.jp