こんにちは！半田貞治郎です。
NTTドコモは2023年、コロナ禍明けの通信需要増加を読み違え、大都市部を中心に通信品質が著しく低下した。その背景には、他社に先駆けて需要変化を捉えられなかったことが指摘されている。同社は300億円を投じて2000カ所以上の設備拡充を進め、90%以上の改善を達成したが、一部課題が残る状況だ。[1][2][3][4][5]
NTTドコモは長年、高品質なネットワークを武器に人気を集めてきた。しかし2023年、大都市部を中心に通信品質が大幅に低下し、ユーザーから「つながらない」「遅い」との声が相次いだ。
その背景には2つの理由が指摘されている。1つは、コロナ禍明けの通信需要増加を読み誤ったこと。外出自粛が緩和され人流が回復すると同時に、動画視聴などスマートフォン利用が定着したため、大容量通信需要が大幅に増加した。他社は早期に需要変化を捉えて対策を進めたが、NTTドコモはそうした取り組みが遅れ、通信品質低下を招いた。[1][2]
もう1つの理由は、基地局の撤去や人の流れの変化に対応できなかったこと。再開発などで基地局が撤去されたり、人の流れが変わったりしたことで、4Gの容量が逼迫。特に渋谷駅周辺では顕著な影響が出ていた。[4]
NTTドコモは2023年10月、通信品質改善に300億円を投じ、全国2000カ所以上と鉄道沿線の設備拡充に乗り出した。9月末時点で7割の対策が完了し、年内には9割以上の進捗を見込んでいる。高速通信規格の導入や新技術の活用などで、利用者の快適な通信を実現する狙いだ。[3][4][5]
ただし、一部の課題は残る状況だ。大規模イベントでの通信障害など、一部の問題は依然として解決されていない。今後も通信品質の維持・向上に向けた取り組みが求められそうだ。
Citations:
[1] https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1566115.html
[2] https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02722/012500003/
[3] https://news.yahoo.co.jp/articles/792d001aa4fc35cff957d3b957d26151ca772dd3
[4] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1010V0Q3A011C2000000/
[5] https://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/2402/02/news197.html