こんにちは!半田貞治郎です。
福島県の中央に位置し、東北地方では宮城県仙台市に次いで第2位の経済規模を持つ拠点都市である郡山市は、待ち受ける働き手不足社会に備えるために、20年以上にわたって行政機関のデジタル改革に取り組んできた。その取り組みが少しずつ成果を出し始めており、2022年4月には「DX郡山推進計画」を策定し、戦略的な「アクションプラン」の策定・実行を進めている。
郡山市のデジタル化の取り組みは、1992年に地域情報化政策「テレトピア構想」のモデル都市に指定されて以降、2003年から2017年の間に第5次計画で進められた「郡山市高度情報化計画」を経て、2018年から2021年まで「郡山市デジタル市役所推進計画」を実施してきた。さらに、2022年6月に日本政府の「デジタル田園都市国家構想」の基本方針が定められたことを受け、2023年3月に改定された「DX郡山推進計画」は、少子高齢化対策を含む地域の課題に対応するための取り組みとなっている。
「DX郡山推進計画」は、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3体系に分かれており、その核心にある大きな目的は、「少子高齢化対策」であるとされている。具体的には、市民サービスの向上、行政事務の効率化、生活の質の向上を柱とし、施策実施のための共通の価値観を実現することを目指している。
二瓶浩之氏は、「郡山市役所の各課がそれぞれの専門性を生かして少子高齢化対策を進めており、DX戦略課では、働き手不足の社会に備えるために、DXの観点から何ができるか、どう関われるかを常に考えて活動している」と語っており、郡山市の新生児出生数の減少に対応するため、デジタル技術の活用を推進していることを明らかにしている。
福島県郡山市の「地味にスゴイDX」、地方が「少子高齢社会」で生き残るヒントとは(ビジネス+IT) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/cbadf6e27a54f6f52321876c094f3e0180821308