三鷹市議会 令和6年第1回定例会 議案審査参考資料の紹介 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 令和6年第1回定例会 議案審査参考資料の紹介

【総務委員会】

補正予算案

・令和5年度基金運用計画

・戸籍等への氏名の振り仮名追加に向けたシステム改修について

・ふじみ衛生組合負担金について

・国民健康保険税の減額について

・牟礼老人保健施設運営費等に係る介護サービス費収入の減額について

※基金運用計画です。まちづくり施設整備基金は、当初予算時点で2億積んでいることがよくわかります(当年度元金積立予算額の欄)。4年度末残と当年度末残見込を比較すると、まちづくり施設整備基金のみ扱いがおかしいことがよくわかります。これだけが増です。以前、「やりたい事業に(駅前再開発や羽沢小移転)のみ基金を積み立てるのはおかしい」と一般質問で指摘した側としては、この補正予算案は認められないですね。

また、次年度の退職手当のために大幅に財政調整基金を取り崩す予定であることを考えると、今回の年度末の積立のあり方にはやはり疑問を感じます。このあたりは前回のエントリーに書いた疑問をご参照ください。職員の退職手当支払いに財政調整基金を取り崩す一方で、駅前再開発や天文台のまちづくりの頭金を着々と増やす姿勢はおかしいと思います。

※国保ですが、誤解を与える表現ですね。正確には税収減につき一般会計から繰り出すよという資料です。

 

人権とパートナーシップ

・パブリックコメント反映させた内容

・市民意見への対応

・人権を尊重するまち三鷹審議会規則(案)

・パートナーシップ宣誓手続条例のあらまし

・市民意見への対応

・施行規則(案)

・関係条例整理のあらまし

※条例新旧対照表は割愛

 

職員定数

・職員定数適正管理に向けた対応方針(案)

※条例新旧対照表は割愛

※本件、否定的にみていましたが、6Pに記載されている総務省の通知で、あーなるほどなと思うようになりました。要は定年延長に伴い新規の人数が年度ごとに大幅に変動するのはよろしくないという話です。これには理解を示したいと思いますので、本件は転じて賛成に回りたいと思います。

 

会計年度任用職員への勤勉手当の導入

・あらまし

※条例新旧対照表は割愛

 

【厚生委員会】

介護保険料値上げ

※2Pから。所得段階判定基準があります。第10段階以降は変動がありますので、ご自身の部分をお確かめください。

次に、新たな段階に基づき、ではいくら上がるの?について、6Pをご覧ください。

新たに介護関連の施設を増設することなく、介護保険料が値上がりしていくというのは、市民の介護の真の状態に沿うものとは思えません。税を取り自由に使う市長は、介護の厳しい現実を見ていないと言われたらひとたまりもありません。高まるニーズを的確に発言していくことも大事な仕事です。一部の既得権というのではなく全体の問題ですから。その観点からやはり反対で臨むことにします。

 

介護保険法改正に伴う連動改正

・あらまし

 

国保税値上げ

・あらまし

・三鷹市国民健康保険運営協議会 諮問書及び答申書

・令和6年度国民健康保険税改定(案)

・モデル世帯における所得階層別の影響額

・低所得者世帯に対する均等割額の軽減基準額の引上げによる影響

・国民健康保険加入者、医療費等の推移及び加入世帯所得内訳

・国民健康保険税改定の推移

・令和6年度国民健康保険税(料)率比較

・令和6年度の国保事業費納付金及び区市町村標準保険料率

・各保険者の比較

・国保財政健全化変更計画書(案)

※条例新旧対照表は割愛

 ※一番最後の国保健全化計画、まさに画餅といったところでしょうか。今回の値上げで国保の歳入増はわずか1800万レベルです。一方、この計画書だと令和6年度に一般会計からの赤字繰り出しを2億8000万レベル解消とあるのです。決算ベースでの比較という事で、あくまで予想という事になります。担当のご苦労が手に取るようにわかります。

赤字繰り出し解消どころか全然程遠い状態となっているのは、火を見るより明らかです。財政に確認しましたが、本来だと2億4000万近く歳出増とみていたとのこと、つまり1割弱しか歳入増を図っていないという事になるのです。さすがにこれはダメですね。当初の予定通り反対で臨みます。

次のエントリーは、令和6年度予算に関するものになります。