三鷹市議会 令和5年第2回臨時会 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 令和5年第2回臨時会

5/23から3日間、三役人事をはじめとする各種人事を決めるための臨時会でした。興味がある方は、市議会議員の紹介というHPをご覧ください。

※正式に反映されるまで数日かかると思います。

 

市長提出議案としては合計3件。

まずは、監査委員の選任についてです。

議選監査と言いまして、議会側でこの人を監査委員にしてほしいという打診を市側に示し、市側は市長提出議案として出してきます。

では、どの人が監査委員に?となりますが、これは議会内部で予備選が実施されます。予備選で当選した方が監査委員となるとこういうわけです。

実は、前期、民主が監査委員だった時に、決算議案の賛否で事件が起こりました。

監査委員を通過して決算議案となるわけです。監査委員出している会派なら賛成して当たり前です。

ところが、民主はその決算議案に退席するといったことが起こったことがあったのです。要するに自己矛盾が発生してしまったわけです。

その民主から予備選当選者が出たので、議会側としてはこの矛盾を吞み込んでしまったということになります。いわば議会の自己否定ですね。

予備選の結果に拘束されてしまうので、監査委員の選任の議案には賛成するしかないわけですが、なんともいえないモヤモヤ感が私にはありました。いわゆる与党論理で議会の自己矛盾を呑み込むという事態はやっぱりおかしいですね。

 

次に副市長の選任ですが、これには反対しました。

そもそも、1期4年やった結果どうだったのか、何らエビデンスがありません。

例えば、パワハラやセクハラがない、部下の人事評価をきちんとしているなど、この副市長続行で本当に良いのかと、きちんとした検証「システム」が本来的には必要なのです。それが何らなく経歴だけペラ1枚というのは、人事議案のあり方としておかしいなという結論になりました。

同じような人事議案は、例えば固定資産評価委員の選任など山ほどありますが、これらと違い副市長人事は意味が全然違います。なぜなら、予算編成する当事者の案件だからです。いわゆる理事者といわれるやつですね。教育長も含まれます。

今後は以上の観点から、全ての副市長や教育長の人事案件には反対していく予定です。

この手の話になるとよくその副市長が嫌いなのか?という話になりがちですが、私は議案審査人です。市長の部下ではありません。相手方の個性はどうでもよいのです。また、相手方によく思われたいとそういうのが働いたら情が生まれてしまいます。これはまずいですね。

 

最後に専決処分の追認が1件。議案はこちらを。

補正予算総括表

これはそもそもなぜ専決処分になったのか、ここが大事です。

国10/10の話なのでさほどめくじらを立てる必要はないでしょうが、今までもそういう時はきちんと臨時会を開いていたのに、今回は専決処分という形です。

これはもう選挙で忙しいからということしかありえません。市側が議会側を慮ったということなのでしょうが、果たしてそれでよいのかは、やっぱり引っ掛かります。

選挙で忙しいからではなく、きちんと臨時会を開くべきだったとの結論になりました。以上より反対しました。

 

これら賛否についてはよく討論で理由を言う場面がありますが、私個人としては討論は賛否の理由を言う場ではなく課題を指摘する場面だと考えていて、今回については課題だと考える内容が大きな課題で一般質問向けかなと判断したので、討論することなく淡々と反対ボタンを押すだけでした。

 

以上が臨時会の報告になります。

次のエントリーは、6月の定例会が始まった後になります。