三鷹市議会 2023年2月 各委員会 行政報告資料他 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 2023年2月 各委員会 行政報告資料他

総務委員会行政報告資料
・令和5年度組織改正について
・みたか太陽系ウォークについて
・市民参加でまちづくり協議会について

文教委員会行政報告資料
・令和4年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査結果について
・三鷹市立アニメーション美術館の令和5年度開館時間について
・大沢野川グラウンド復旧工事について

まちづくり環境委員会行政報告資料
・東八道路沿道における景観ガイドライン(案)について
・コミュニティ交通実証運行の評価・検証について
・三鷹市交通ネットワーク全体構想(検討案)について

特別委員会について。再開発の委員会のみありました。資料は次のリンク先を。
三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会資料

※厚生委員会は行政報告はありませんでした。

※文教委員会で、請願番号4-2の審査、厚生委員会で議員提出議案第5号の審査がありました。それぞれ継続審査となりました。詳細はこちらからご覧ください(該当の番号をお探しください)

私は厚生委員会所属ですので、議員提出議案第5号につき、提案会派に質疑しました。

施行期日は4/1となっています。予算が必要なものもあるでしょうが、4/1だと間に合いません。傍聴者からのメールでのお問い合わせもありましたので、ここでまとめておきます。

3月頭に、次年度当初予算案の議案上程があります。これは市側から議会に上程される、つまり議会側は受動的です。

この当初予算案に提案会派が求める内容がないならば、そもそも話にならないわけです。これが施行期日が例えば半年後とかなら、当初予算案採決後に市側は補正予算案を組む可能性も出てくるでしょう。

ところが、4/1だとその可能性すら奪うことになります。ここが不思議でした。実現したいなら、少しでも市側の予算編成の余裕を考えるのが当たり前です。ここを質疑しましたが、一刻も早くしたかったという内容の答弁の他に、組み替え動議という内容の答弁がありました。

この組み替え動議という発言が出たことは大変重要です。
先に書いたように、次年度当初予算案上程の時点で希望内容がないなら、4/1という施行期日を変えない以上は、当初予算案の内容を変更するしかないからです。

例えばAに100万、Bに50万という内容なら、Bの方が重要だ、Bを100万にしてAを50万にしろ、と簡単に書くとこういう変更です。

この組み替え動議をする可能性の答弁内容は、正直驚きました。なぜなら、次年度当初予算案に反映されないなら、その時点で組み替え動議をもし本当に出すのならば、予算案に反対という結論になるのは当然の流れだからです。それを当初予算案の上程「前に」既に言及してしまうとは、正直申し上げて恐れ入りました。そこまでかと。

私自身は、この議員提案が採決となれば賛成するつもりですが、ただ性急に過ぎるのではという危惧感があります。ましてや選挙前です。組み替え動議の可能性に言及した以上は、発言は覆りませんから、流れとして当初予算案に反対となるのでしょうが、もし本当にそうなるなら市長選に対抗馬を出すのが当然の政治的な流れになるはずです。

そのくらい大事な発言が飛び出してしまったわけです。これで市長選に対抗馬を出さないなら、支援者の方々からは、なんだそら?となるでしょう。

まぁ、私自身はどこにも属さない無所属ですから余計な心配と言われたらそれまでですが、私自身はこのヤングケアラーの件は大事なことなのでぜひ可決させたいという気持ちがあります。当初予算案上程の後に市側に補正予算案を組ませる日程的な余裕が欲しかったですね。4/1で本当に良いのか?と何度も確認しましたが、その後修正の話もないので、結局そのままでしょう。個人的にはかなり引っかかる展開ではあります。

次年度当初予算案の採決の日は定例会最終日で、予定では3/29(仮)です。施行期日が4/1なら数日もありません。これなら当初予算案に反映がないなら、もうどうしようもないわけです。

結果として、継続審査となりました。改めて考えさせられましたね。大切なことをみんなで一致して実現するというのは、本当に難しいことなんだなぁと。提案会派の気持ちは痛いほどわかるし、この提案に懐疑的な会派の気持ちもわかります。私はいわば議会的には宙ぶらりんですから。

市長寄りでもない、反市長というわけでもない、ひとつひとつに対し真摯に向き合うという私の姿勢からは、このヤングケアラーの問題はぜひ実現したい内容なのです。

なぜなら、実は本件が問いかけているのは、自治体による究極の人権保障だからです。ここに気づくことができるなら、ではどうやってこれを実現させようか?となっていくのが当然であり、その意味で施行期日が次年度当初予算案採決予定日のわずか数日後というのは本当に残念だなあというのが正直な気持ちです。

<メールでお問い合わせいただいた方へ>
質問ありがとうございました。本件は広く共有化すべきと最終判断し、このようにブログにアップしました。このアップをもってお返事とさせていただきます。要は議会側からの予算提案は実質的に認められていないので、ならば市側に予算編成の余裕を与えるべきではなかったか?ということなのです。