三鷹市議会 令和4年第1回定例会 議案上程 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 令和4年第1回定例会 議案上程

初日の2/24は、補正13号
につき即決となりました。新型コロナウイルスワクチン小児接種の開始に伴う補正予算案です。
この時の上程理由説明動画はこちらをどうぞ。

では、補正13号以外のものにつき説明します。まず一般議案です。
議案概要はこちらを。
議案書はこちらを。
上程理由説明の動画はこちらをどうぞ。

以下、議案概要の番号順に説明します。

1.12)→3年度に工事予算を計上していた「桜井浜江記念市民ギャラリー」がオープンします。その制定条例です。
またこれに伴い指定管理者の指定があります。非公募で外郭団体となっています。実際は駅前ギャラリーの一部代替であり、今までの外郭団体でなるほどという感じですね。

2.7)→現在子どもの医療費につき、小6までが所得制限撤廃されていますが、それを高校生にまで拡充、高校生については新たに医療費助成開始です。

3.4)→人事院勧告で示された方針に基づくものです。

5)→新たな非常勤職員の設置です。

6)→令和元年の台風19号の時など、平日の深夜勤務が発生する事例はありました。管理職にも手当支給というわけです。

8)→国保値上げです。改定幅は2年前の値上げと同レベルです。

9)→消防団員報酬の見直しにつき、新たに国の方針が示されました。国が出した数字をベースにしたものです。

10)→法改正に伴う文言修正というだけです。

11)→2年ごとの時限措置の延長です。これも定例行事になってきました。

以上が一般議案です。2,7,8)については否定的に見ています。今、賛否をどうするか悩んでいるところです。

次に補正予算案です。総括表はこちらを。

議案本体はこちらを。
一般会計補正予算案
特別会計補正予算案

まず総括表の7.8Pをご覧ください。

決算見込みを踏まえた減額とは、要は使わずに済んだということです。
この中でオリ・パラ事業の規模縮小が入っていますが、これは一部都補助を使う事業でした。縮小に伴い当然ながら都の負担も減るわけで、これが7Pにある都支出金の減に繋がります。
また、税収が見込みより大幅に増えたというのもあります。土地売却も上振れもありますね。一般的な寄附もあります。
前年度繰越金の増とは、2年度決算で余りが出ましたが、余りを少し使ってはいましたが(過去の補正)それでも余りが発生したものです。
また、3Pを見ますと、新型コロナウイルスの臨時交付金が来ています。

このように多くのお金が年度末で見込めましたという補正なのです。

新型コロナの臨時交付金については、先に一般財源で持ち出しした分の穴埋めに使われます。さらに、発生した財源のほとんどは基金に積まれます(8P)。

ただそれだけと言いたいところですが、いくつかやむを得ない支出が発生しています。

・産業プラザの会議室が市の公共施設に準じて利用休止した時の、キャンセル料免除分の補填 870万
・川上郷自然の村の一般利用者等の減少による損失補填 753万
・新型コロナが原因でサービス収入が減った介護サービス事業につき、一般会計から特別会計へ繰り出し→1600万

まあ、これらはしょうがないですね。川上郷自然の村の補填は必要ないと言いたいところですが。介護サービスはコロナによる利用控えが思っていた以上に大きかったということなのでしょうか、足りない分を一般会計から回します。

これがざっくりとした入りと払いの構図ですが、ここで5.6Pをご覧ください。ここはややこしいので、少し説明します。

まず、連雀通りの工事が思うように進まなくなったという点です。これは、該当部分の隣接する都道の施工区間の設計変更の必要性が生じ、その結果市の施工区間についても設計変更の必要が生じたことによる遅延です。
見直す以上、都の負担も減ります。先に書いたオリ・パラと同じ構図ですね。また複数年事業ですから債務負担行為(複数年事業ですよということです)補正も一旦は見直します。
なら補正後に数字ゼロはおかしいとなりますが、実は次年度当初予算で新たに組むことにしたというわけです。なら債務負担行為補正後はゼロとなりますね。

似たような債務負担行為補正がもう1つ。大沢野川グラウンド復旧です。
もともと3年度中に契約をし、年度明けの4月からスムーズに入れるようにということで、複数年事業ということから債務負担行為が組まれていたのですが、工事手法の変更が必要となり3年度内の契約が困難になったことにより、なら次年度にしましょうねということになったわけです。
債務負担行為補正後がゼロで、次年度予算に載せるという方法論は、先の連雀通りと同じ理屈です。
桜井浜江ギャラリーですが、新たに債務負担行為、不思議だったのですが、実は今定例会で指定管理者指定の議案が出ています。指定管理者指定となると、市と基本協定を結ぶわけですが、その際に債務負担行為設定されている必要があるということでした。これは勉強になりました。

残るは繰越明許費補正です。これは何らかの事情があり、次年度に引き継ぐからねというものです。

事業がもともと一部4年度も含めて設定されているというのもあり、その意味では問題ないのですが、下の牟礼研究開発センター関係費と橋梁架替事業費は事情が異なります。

前者ですが、電気設備修繕につき半導体不足等で年度内の完了が困難になったため繰り越すものです。
後者ですが、これは宮下橋移設の関係です。仮橋移設後ガス管を移設する予定でしたが、地中埋設物の撤去に時間を要し年度内のガス管移設が困難になったため繰り越すものです。

補正予算案は特に問題なしとみているところです。

これで補正13号及び次年度当初予算除く議案の紹介は以上になります。

さて、今日の議会運営委員会で、即決付託につき次のように決まりました。議案概要の番号で書いておきます。

<即決→3/3>
10)、11)

<総務→3/4>
3)、4)、5)、6)、9)、各補正予算

<厚生→3/7>
2)、7)、8)

<文教→3/8>
1)、12)

まちづくり環境委員会は付託議案はなしです。3/9の予定です。

次のエントリーは、常任委員会における議案審査終了後に、議案審査参考資料をまとめたものをアップする予定です。