三鷹市議会 令和2年第3回定例会 議案上程 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 令和2年第3回定例会 議案上程

上程理由説明の動画はこちらをどうぞ。

まずは一般議案です。議案概要はこちらをどうぞ。
議案本体はこちらをどうぞ。

以下、概要の番号順に説明します。
1)→要は地方自治法の改正に伴うものです。施行令の参酌基準をそのまま適用ですので、いわば機械的なものです。
ただし、法改正後の施行日が4/1で、数か月遅れての制定となります。この点が気になり調べてみましたが、特に急ぎの案件ではなかったこと、及びここ数ケ月はコロナ禍ということもあり、重要案件が山積していたことなどがあり、いわば後回し案件だったというわけです。実情は理解できたので、この点は了解したいと思います。
2)→これは文字通りですね。三鷹市として独自に制定というわけです。

次に補正予算案です。
総括表はこちらを。

説明書はこちらを。

総括表がよくまとまっています。
・コロナ禍における緊急対応方針に関するもの
・それを可能ならしめる財源(減額補正)
・緊急対応方針と関係がないもの
・財源調整
の順番になっており、細かくはこの総括表をご覧になるのが早いと思います。なお、内容はあまりに膨大な量なので、総括表をご覧いただくことで置き換えたいと思います。以下、総括表をもとに気になる点を書いておきます。

1)感染症対策の医療支援で健康福祉基金を9233万取り崩して対応です。本来は都の保健所の仕事だと思いますが、なぜ市が単独でというのが不思議でした。
議案上程の理由説明の際に、国や都の補助で足らない部分という表現があり、市単独補助というわけではないことを確認できたので、この点は了解です。

2)近時始まった宅配事業が大幅増の補正です。需要に供給が追いついていないようで、この点も了解です。この宅配事業については、既存の買い物支援と合わせて福祉の一環として昇格すべきことを以前まちづくり環境委員会で質問しました。今後の経過を見守りたいと思います。

3)各種減額ですが、なんといいましょうか、絞るだけ絞ったという印象です。大くくりに見てこれら減額補正と合わせて、コロナ禍でどれだけ基金を崩したのかという視点と合わせてみる観点が大切だと思います。

4)緊急対応方針以外の事業ですが、税収払戻金2771万があります。要は法人市民税の一部戻しです。法人市民税は先払いで貰う形で、業績確定に伴い精算という形です。払戻すということは法人の業績がそれだけ悪化したことを意味するものであり、次年度当初予算編成を考えると頭が痛い問題ですね。実際は予備費で一部対応ですが、足りない分を補正で対応ということのようです。

5)最後に財源調整です。減額補正につき書きましたが、別途前年度決算の議案があります。これで1億2257万の余剰が出ています。減額補正で追いつかない部分をこの余剰から回すというわけです。それでも、余りが2849万発生し、これは次年度の防災公園事業の債務一部返済に充てる資金として財政調整基金に積み立てるという形です。

以上、補正予算案の特徴点を紹介しました。
緊急対応方針に基づくもの、そうではないもの、双方とも特段の違和感はありません。また、財源余剰分を防災公園事業の一部返済に充てるために積み立てるという姿勢は歓迎です。過去、何度もしつこく質問してきた甲斐がありました。

これで議案の紹介は以上になります。

さて、今日の議会運営委員会で、即決付託につき次のように決まりました。議案概要の番号で書いておきます。

<即決→なし>

<総務→9/9>
1)

<まちづくり環境→9/10>
2)

厚生委員会と文教委員会は付託なしです。厚生が9/11、文教が9/14、それぞれ行政報告のみとなりました。

次のエントリーは、議案審査参考資料をまとめたものをアップする予定です。